自動車学校に通いながら、応急救護処置講習(いわゆる応急救護)をいつ受けるべきか迷う方は少なくありません。特に普通二輪免許取得中で段階途中にある方にとっては「今受けても良いのか?」と不安になることもあるでしょう。この記事では、応急救護講習の受講タイミングとその前提条件について詳しく解説します。
応急救護講習とは何か?
応急救護処置講習とは、交通事故に遭遇した際に必要となる心肺蘇生や止血などの応急処置を学ぶ講習です。普通自動車免許の取得には必須で、学科教習の一環として実施されます。
普通二輪免許では、すでに普通自動車免許を所持していない場合に限り、応急救護講習が必要となります。自動車免許を持っている場合は免除される点も覚えておきましょう。
普通二輪免許の二段階途中で受けても良い?
結論から言えば、自動車学校が講習の受講を許可していれば、段階の途中であっても受けることは可能です。ただし、教習所によっては「技能教習の一定進度(例:第一段階修了後)」を求める場合もあるため、受講の可否は教習所の運営方針に準じます。
一般的には仮免が関係するのは四輪免許の場合であり、二輪免許では仮免という制度がないため、仮免取得後でなければ受けられないという誤解をしてしまう方も多いのです。
講習に必要な持ち物と服装
応急救護講習を受ける際には、以下の準備が必要です。
- 教習原簿(学校で管理されている場合が多い)
- 動きやすい服装(実技あり)
- 筆記用具
講習ではダミー人形を使った心肺蘇生などを実践するため、スカートやタイトな服装は避けましょう。
普通二輪と応急救護の関係を事例で解説
たとえば、普通二輪免許を初めて取得するAさんが、仮免制度があると思い込み「受けられないかも」と心配していましたが、教習所に確認したところ「技能教習の第一段階を終えたので受講可能です」と案内されたそうです。
一方で、すでに普通免許を取得していたBさんは、応急救護講習が免除対象だったため受講不要となりました。このように自分の免許歴と教習所の方針が受講タイミングを決める鍵となります。
講習の内容と合否基準
応急救護講習は以下のような構成で行われます。
- 講義(座学)
- 心肺蘇生(CPR)の実習
- AEDの使用方法
- 止血や気道確保などの基本的応急処置
試験ではありませんが、講習中に指導員の指示に従わないなどの問題があると「不適切」とみなされ、再受講になる場合があります。
まとめ:不安ならまずは教習所に確認を
応急救護講習は、普通二輪免許取得中でも、所定の進度に達していれば受講可能です。仮免制度が関係するのは四輪免許なので、誤解に注意しましょう。
心配な場合は、通っている自動車学校に直接確認するのが最も確実な方法です。段取りよく免許取得を進めるためにも、制度を理解して計画的に行動しましょう。
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