免許証の暗証番号を忘れてロックされた場合の対応と免許更新への影響

運転免許

マイナンバーカードや運転免許証を使った本人確認が求められる場面が増える中、「免許証の暗証番号を忘れてロックされた」というケースは少なくありません。特にゆうちょアプリやマイナポータル連携時に多く見られます。この記事では、暗証番号ロック状態での免許更新可否や再設定方法、更新手続きへの影響を詳しく解説します。

運転免許証の暗証番号とは?

運転免許証のICチップには2つの暗証番号(4桁)が設定されており、本人確認サービスや照会時に必要です。たとえば、ゆうちょ銀行アプリやマイナポータル連携時など、ICチップを読み取って身分確認を行う際に使用されます。

この暗証番号は、免許取得時や更新時に自分で設定するもので、外部には公開されておらず、忘れてしまうと再発行や初期化の手続きが必要になります。

暗証番号を複数回間違えた場合に起こること

暗証番号を一定回数(通常は3回)以上間違えると、ICチップへのアクセスがロックされます。この状態では、各種オンライン認証やアプリでの本人確認ができなくなります。

ただし、免許証としての基本的な機能(身分証明・運転)は引き続き利用可能です。つまり、警察での提示やレンタカーの利用などには支障はありません。

暗証番号ロックの解除・再設定方法

ロックを解除するには、本人が警察署の運転免許窓口または運転免許センターに出向いて手続きする必要があります。暗証番号の再設定や照会は、電話やインターネットでは受け付けていません。

必要なものは主に「運転免許証」と本人確認可能な書類(保険証やマイナンバーカードなど)です。所要時間は10〜20分程度で、その場で即日対応される場合が多いです。

暗証番号がロックされたままでも免許更新はできる?

結論として、ICチップの暗証番号がロックされていても、免許更新には影響しません。更新手続きではICチップの照会は行われず、暗証番号の入力も不要です。

むしろ、更新後には新しいICチップが発行されるため、暗証番号も新たに設定し直すことになります。したがって、現在のロック状態をそのまま放置していても、次の免許更新ではリセットされる形になります。

実際の事例:更新前にロック状態でも問題なし

事例:30代女性。スマートフォンアプリで本人確認中に暗証番号を複数回誤入力しロック。そのまま放置して2ヶ月後に免許更新を行ったが、更新時に問題は一切発生せず、新しい暗証番号を再設定できた。

このように、更新間近であれば無理に警察署で解除手続きを行わなくても、更新後に正常な状態へ戻すことが可能です。

まとめ

免許証の暗証番号がロックされた場合でも、通常の運転や免許証としての使用には影響がなく、更新手続きもスムーズに行えます。更新後には新たに暗証番号を設定する機会があるため、特に急ぎで解除の必要がなければそのまま更新を待っても問題ありません。

ただし、更新時期まで間があり、すぐに本人確認サービスを使いたい場合は、警察署での解除手続きを早めに行うことをおすすめします。

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