「本日からリトルカブに乗り始めました。シフトチェンジについてなのですが、だいたい時速何キロくらいでギアチェンジをするのか目安が知りたいです。」というライダー初心者の声に応えるべく、リトルカブのような小排気量モデルにおけるギアチェンジの“目安速度”と、安全・快適に乗るためのコツを整理しました。
シフトチェンジの基本:知っておきたいポイント
まず覚えておきたいのは、ギアをチェンジするタイミングは「エンジン回転数」「速度」「操作フィーリング」の3つが関係しているということです。
例えばライダーの声では、「1速から2速へは10〜15 km/h前後」「2速から3速へは20〜30 km/h前後」という目安が挙げられています。[参照]
小排気量バイク(例:リトルカブ)での速度目安
具体例として、リトルカブのような50‑110 ccあたりのモデルでは、以下のような目安が実践的です。
- 1速 → 2速:おおよそ10~15 km/hに近づいたら軽く加速を感じ始めたタイミングでチェンジ
- 2速 → 3速:20~30 km/hあたりで回転数・レスポンスが落ち始めたら次のギアへ
- 3速 → 4速(あるモデルのみ):30~40 km/hあたりで余裕が出てきたら4速へ移行可能
このような速度域でギアを上げることで、「回転数が高すぎて音や振動が気になる」「低すぎてエンジンがもたつく」といった状況を避けやすくなります。実際、オーナーマニュアルでも別モデルで「1速→2速:20 km/h」「2速→3速:30 km/h」「3速→4速:40 km/h」という記載があります。[参照]
実際に乗り始めたら気を付けたい操作と感覚
ポイント①:アクセルを軽く戻してからギアチェンジ
加速を続けたままギアを変えるとギアが入りにくかったり、ショックが大きくなることがあります。加速が落ち始めたあたりで「そろそろ次のギアへ」という感覚をつかみましょう。
ポイント②:ギア数が少ないモデルも“感覚”が大事
リトルカブ系はギアが3‐4速程度というモデルも多く、「何キロで」という目安もあくまでガイドです。最終的には「エンジンの音が高くなってきた」「巡航を安定させたい」というタイミングが合図になります。
下り坂・荷物・二人乗りの場合の調整
いつもの速度目安に加えて、状況によってギアチェンジのタイミングを少し早めると安心です。
例えば、荷物を積んだり二人乗りで重量が増えている場合、エンジン負荷がかかるため〈30 km/h〉あたりで3速に上げようとしていたところを〈25〜30 km/h〉くらいで上げ始めると安定しやすいです。
まとめ
リトルカブに乗り始めたばかりの方には、「1速→2速:10〜15 km/h」「2速→3速:20〜30 km/h」あたりをひとつの目安としておくのがおすすめです。もちろんこれは「絶対の数値」ではなく、走行環境・荷重・個体差により変わるものです。
大切なのは「エンジンが高回転で唸っていないか」「ギアを変えた後に巡航が楽になるか」という感覚をつかむこと。少しずつ“自分のリトルカブ”のフィーリングを体で覚えて、安全で気持ちいいライディングを楽しんでください。


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