リッターバイク(1000cc以上)で150馬力以上の高性能バイクに乗る際、街乗りでどのような問題が生じるのか、また、どのように楽しむことができるのかについて解説します。これからリッターバイクを購入しようと考えているライダーの方や、すでに所有している方々に向けて、実際の使用感や注意点をお伝えします。
リッターバイクのパワーと街乗りでの使用感
リッターバイクはその圧倒的なパワーを誇り、サーキットや高速道路ではその真価を発揮しますが、街乗りとなるとその扱いにくさに戸惑うこともあります。特に150馬力を超えるバイクは、発進や加速時に圧倒的な力を感じる一方、街中の渋滞や信号待ちではそのパワーを活かすことが難しいことが多いです。
アクセルを開けるとすぐにスピードが上がってしまうため、街乗りではほとんど全開にすることはなく、少ない回転数で走ることがほとんどです。これにより、バイクの力を余すことなく使う機会が減り、「もったいない」という感覚に陥ることがあります。
ギアチェンジと高速道路での使用
高馬力のバイクは、街乗りよりも高速道路やツーリングでその能力を存分に発揮します。高速道路では、高いギアを使ってもエンジンの回転数が低く、余裕を持った走行が可能です。これにより、高速走行時は非常に快適に感じることが多いです。
街乗りでは頻繁にギアチェンジが必要になりますが、高速道路では大きなギアのまま走れるため、長距離のツーリングやスピードを楽しむ場面ではリッターバイクは非常に有利です。しかし、街中ではそのギアを使用する場面はほとんどないため、無駄にエンジンを回すことになることもあります。
タイヤの消耗とメンテナンス
リッターバイクに限らず、パワーが強いバイクはタイヤの消耗が早い傾向にありますが、150馬力以上のバイクではその傾向が顕著です。街乗りではタイヤを極端にスリップさせるようなことは少ないかもしれませんが、バイクの性能をフルに活かすには、ある程度のスピードとコーナリングが求められます。
このため、タイヤが消耗するペースも速く、特に高性能なタイヤを使用している場合は、交換時期が早くなります。サーキットや高速道路での走行が多い場合は、タイヤの性能を最大限に活かすことができるので、その分だけタイヤの消耗も早くなることを理解しておく必要があります。
リッターバイクに乗ってつまらないことはあるのか?
リッターバイクを所有することは多くのライダーにとって夢のようなことですが、実際に乗ってみると、パワーに押しつぶされて楽しさを感じにくいこともあります。特に、街乗りではアクセルを開ける機会が限られ、そのパワーをフルに活かせないことに対するフラストレーションが生じることがあります。
一方で、高速道路やツーリングでの走行では、そのパワーを存分に感じられるので、「つまらない」と感じることは少ないです。要は、どの場面でバイクを楽しむかに依存します。街乗りメインで使用するのであれば、過剰なパワーを持つバイクではなく、適切な排気量とパワーを持つバイクの方がより楽しく、実用的かもしれません。
まとめ:リッターバイクを街乗りで楽しむためのポイント
リッターバイクは、150馬力以上のパワーを持ちながら、街乗りではそのパワーをフルに活用する機会が少なく、ギアを上げてもあまり役立たないことがあります。また、タイヤの消耗が早く、メンテナンスのコストが高くなる点も注意が必要です。
それでも、高速道路やツーリングでその力を感じられる場面では、十分に楽しむことができます。街乗りでつまらないと感じることがあるかもしれませんが、バイクの楽しさは走行シーンに応じて変わります。自分がどのようにバイクを楽しみたいかを考え、適切なバイク選びをすることが大切です。
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