キープレフトと左折時の寄せ位置とは?教習所でつまずきやすいポイントを丁寧に解説

運転免許

教習所で習う運転操作の中でも、坂道発進やキープレフト、左折時の寄せなどは特に混乱しやすいポイントです。とくにAT車での手順や、交差点での操作が複雑に感じるのはごく自然なこと。本記事では、「キープレフトの基準」と「左折時の寄せ幅」について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

キープレフトの基本とは?

日本では左側通行が原則のため、道路を走行する際には常に「左寄り」を意識することが求められます。これを「キープレフト」と呼びます。

道路交通法第18条には「車両は道路の左側端に寄って通行しなければならない」と定められており、特に対向車線のある道路や見通しの悪いカーブでは重要なルールです。

キープレフトの適正な距離は?

明確な距離の法的規定はありませんが、教習所では「左端から約1メートル以内」を目安に走るよう指導されることが一般的です。70cm~1mであれば合格圏内とされることが多いです。

路肩や縁石に寄りすぎるとタイヤを擦ったり、縁石に乗り上げてしまう可能性もあるため、安全とのバランスを取りながらキープレフトを意識しましょう。

左折時の寄せ距離とは?

左折の際には、後続車や自転車などの巻き込みを防ぐために、左側に寄っておくことが重要です。教習所ではこの寄せ距離について「左側端から50cm以内」が望ましいとされています。

この寄せが甘いと、自転車やバイクが車の左側に入り込んでくる危険性があります。巻き込み防止のためにも、正しい寄せを習得しておきましょう。

坂道発進やSモード操作の混乱は自然なこと

AT車では、急坂や下り坂でエンジンブレーキを効かせる目的で「S」や「L」モードを使う場面があります。これはマニュアル車でいう低速ギアと同じ役割を果たします。

教習では、坂道を登ったあと下る直前でギアを「S」に変更し、降り切ったら「D」に戻して安全確認、左折という流れがよく見られます。これらを一度に覚えようとすると混乱して当然です。焦らず一つずつ動作を整理して習得しましょう。

視線と走行位置の関係性

走行中に「左に寄れない」と感じる場合は、視線が中央や遠くに向きすぎている可能性があります。前方の左側白線付近を目安に視線を配ることで、車体を左寄りに保ちやすくなります。

また、初心者は右寄りに走りがちですが、教官からの指摘を受けながら徐々に修正できれば問題ありません。

教習でミスしても大丈夫

教習所は「失敗するための場所」です。ミスをして学び、それを次回に活かすことが運転技術の向上に繋がります。補習も決して恥ずかしいものではなく、安全な運転の基礎を確実に固める貴重な時間です。

坂道発進や左折操作、ギア操作も回数を重ねれば必ずスムーズになります。

まとめ:キープレフトと左寄せの感覚を身につけよう

キープレフトは「左から70cm~1m」、左折時の寄せは「50cm以内」が基本と覚えておくと実践で役立ちます。混乱しやすい坂道発進やAT操作も、一つずつ丁寧に繰り返せば必ず慣れます。焦らず自信を持って教習に取り組みましょう。

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