大型自動二輪免許を取得したものの、しばらくブランクがあり、再びバイクに乗るのが不安だと感じる方も少なくありません。講習を受けようとして断られた場合でも、練習する手段は多く存在します。この記事では、リターンライダーが再び安全にバイクに乗るために活用できる講習制度や練習方法を詳しく解説します。
教習所で断られるケースとその理由
多くの教習所では、免許を持っている人向けの講習(ペーパードライバー講習など)を実施していない場合があります。これは制度上の問題ではなく、教習所側の運営方針や指導員の確保の都合によるものです。
つまり、「免許保持者は二度と教習が受けられない」ということではなく、受け入れ可能な施設を探す必要があるというだけの話です。
再練習の選択肢:民間講習とライディングスクール
免許を持っていてもバイクに自信がない方には、以下のような民間講習やスクールがおすすめです。
- ホンダ モーターサイクリストスクール(HMS)
- ヤマハ ライディングアカデミー
- 各地の二輪車安全運転講習(警察やJAFなどが主催)
これらは実技中心の講習で、転倒のリスクも想定された安全な環境下で練習できるため、安心して感覚を取り戻すことができます。
貸し出し車両ありのスクールを活用しよう
自分のバイクに慣れる前に、まずは貸し出し車両で感覚を掴むのも良い方法です。特に大型バイクの操作に不安がある方は、比較的軽量な車種で感覚を掴んだ後、自分のバイクに移行するのが安全です。
また、多くのライディングスクールではプロテクターの貸し出しもあるため、装備が揃っていなくても参加可能です。
立ちごけや事故を防ぐための練習方法
バイクのリスタートで最も多いのが「立ちごけ」です。これを防ぐには、以下の練習が有効です。
- センタースタンドのかけ外しの練習
- 発進・停止時の足付きの感覚を掴む練習
- Uターンや8の字走行の低速バランス
特に取り回しの練習は、転倒を防ぐ第一歩となります。
実例:リターンライダーが再講習を受けたケース
実際に10年以上バイクに乗っていなかった方が、ヤマハのライディングアカデミーでリターンを果たした例もあります。その方は、「講習で取り回しの基礎を徹底的に練習できたことで、事故や不安なく公道復帰できた」と述べています。
このように、ライダーに応じた指導を受けられる環境を見つけることが重要です。
まとめ:免許保持者でも練習する手段は多数ある
バイクの免許を取得していれば、原則としてどの講習にも参加可能です。断られた場合でも、他の民間スクールや警察主催の安全運転講習など、選択肢は複数あります。安全かつ自信を持ってリターンするためにも、自分に合った練習方法を積極的に探していきましょう。
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