オイル上がりでエンジンが焼き付く原因とは?エンジン故障とオイルの関係・訴訟リスクも解説

車検、メンテナンス

エンジンオイルを交換してからわずか数千キロでエンジンが焼き付き、廃車となる事例は非常に深刻です。複数の車で同様の症状が出た場合、オイルの品質や整備方法、エンジンの状態など多角的に原因を検証する必要があります。本記事では、オイル上がりの原因と調査手順、トラブル対応、そして訴訟の可能性について詳しく解説します。

エンジンが焼き付く主な原因とは?

エンジン焼き付きの原因として最も多いのは、潤滑不良です。つまり、エンジンオイルが本来の役割を果たさなかったことが根本原因と考えられます。

「オイル上がり」とは、ピストンリングの摩耗などによりオイルが燃焼室に侵入し、燃えてしまう現象です。これが進行するとエンジン内部が高温になり、最終的には焼き付きを起こす可能性があります。

オイルの不良か?整備ミスか?徹底調査のポイント

今回のように複数の車で同様の症状が出た場合、共通項を洗い出すことが重要です。使用したオイルの銘柄、製造番号、購入時期を控えておきましょう。

オイルが劣化品または模造品だった場合、販売店やメーカーに調査依頼を出すことも有効です。また、整備士による交換時の作業ミス(規定量を入れていないなど)の可能性も否定できません。

証拠として残すべきもの

未開封および開封済みのオイル缶、領収書や納品書は非常に重要な証拠となります。エンジン本体はまだ廃車にせず、専門の第三者機関で調査依頼するのが理想です。

また、修理を依頼した車屋と書面で状況のやりとりを残すことで、後々の法的交渉にも役立ちます。

訴訟になる可能性とその対応

万が一、オイルに重大な欠陥があり、損害を被ったことが証明できれば、損害賠償請求も視野に入ります。まずは消費生活センターや国民生活センターに相談すると、法的な対応のアドバイスが得られます。

なお、実際に訴訟を起こすには、因果関係の立証被害金額の算出が必須になりますので、弁護士との相談が必要です。

同じ被害を繰り返さないために

今後は信頼できるメーカーのオイルを使用し、エンジンオイルは規定の走行距離または期間で交換することが重要です。使用する際は、オイルの粘度やグレード(例:5W-30、SN規格など)も車両に適したものを選びましょう。

定期点検でオイルの減りや色を確認し、異常があればすぐに整備工場に相談する習慣も欠かせません。

まとめ

短期間で2台の車がオイル上がりによりエンジン焼き付きとなるのは、異常な事態です。エンジンやオイルの検査、整備履歴の確認など、可能な限り情報を集めて原因を明らかにしましょう。

証拠をそろえたうえで、専門家や法的機関に相談することで、正当な対応を受けられる可能性が高まります。まずは落ち着いて、第三者機関に相談するところから始めましょう。

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