軽自動車のスズキ・スペーシアに乗っていると、その高めの着座位置と視界の良さが手放せなくなります。次に乗り換える車も同じような「乗りやすさ」や「安心感」が欲しいけれど、大きすぎるミニバンは避けたいという方に向けて、ミニバン系以外で車高が高めの普通車を紹介します。
なぜスペーシアの車高が快適なのか?
スペーシアの全高は約1,785mm。軽自動車としてはかなり背が高く、乗り降りしやすく、運転中の視野も広いのが特徴です。
この「高めのアイポイント」はドライバーのストレスを減らし、運転に自信がない方にも人気です。そのため、普通車への乗り換えでも同様の条件を求める方が多いのです。
背が高めでもコンパクトな普通車タイプ
コンパクトカーやSUVの中には、スペーシアに近い全高を持ちながら取り回しの良いモデルが存在します。
- トヨタ・シエンタ:全高約1,675〜1,695mm。コンパクトミニバン寄りの設計ながら取り回しが良く、背も比較的高い。
- ホンダ・フリード:全高1,710mm。アルファードよりコンパクトで運転しやすく、室内も広々。
- ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズ:全高1,620mm。SUVスタイルでありながらサイズは小さめで扱いやすい。
- スズキ・クロスビー:全高1,705mm。ハスラーよりやや大きめで、スペーシアに似た車高感とポップなデザインが魅力。
特にクロスビーはスペーシアからの乗り換え候補として非常に人気があります。
SUVタイプも狙い目!視点の高さで選ぶなら
「普通車=セダンやハッチバック」のイメージがあるかもしれませんが、最近のSUVは全高が高く、しかもコンパクトで扱いやすいモデルが豊富です。
たとえば、
- ホンダ・ヴェゼル:全高約1,590mmながら、視点は高めでドライビングポジションにゆとりあり。
- マツダ・CX-3:全高1,540mmと低めに見えますが、座面の高さが確保されていて乗降性は上々。
SUVの多くはドライバーの快適性や視界に配慮して設計されており、スペーシアの乗り味に近いポジションを体験できます。
セダンやハッチバックでは難しい理由
一般的なセダン(例:カローラ)やコンパクトハッチ(例:ヤリス)の車高は1,500mm前後にとどまり、スペーシアからの乗り換えだと「視点が低くて怖い」「乗り降りがしづらい」と感じることがあります。
また、視界が狭く感じてしまうため、運転に不安を感じる方にはあまりおすすめできません。
実際に乗って比較するのが一番
カタログスペックだけで判断せず、ディーラーで「実際に乗り込んでみる」ことが非常に大切です。着座位置やステップ高は、数センチの違いでも体感には大きな差があります。
試乗の際は以下の点をチェックしましょう。
- 運転席からの見晴らし
- シートの高さと乗降時の脚の角度
- ハンドルやペダルまでの距離感
まとめ:スペーシアの高さを求めるならSUVや小型ミニバンが狙い目
「スペーシアのような高めの着座感と広々した空間を維持したいけど、アルファードやヴェルファイアのような大型ミニバンは避けたい」──そんな方には、クロスビーやライズ、シエンタ、フリードといった高めの車高を持つコンパクトカーやSUVが最適です。
使い方やライフスタイルに合わせて、車高だけでなく全長や収納性なども含めて比較しながら、納得の一台を見つけてみてください。
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