手取り17万円・貯金80万円でも新車は買える？ローン審査と資金計画のポイントを徹底解説

「手取りが少ないから新車なんて無理」と諦めていませんか？手取り17万円、貯金80万円という条件でも、新車購入の可能性はゼロではありません。この記事では、ローン審査の仕組みやバイト収入の扱い、現実的な資金計画の立て方について詳しく解説します。

ローン審査で見られるのは「安定した継続収入」

自動車ローンの審査では、最も重視されるのが「安定した継続的な収入」です。本業での収入が月17万円あり、勤続年数が1年以上であれば、一定の評価は得られます。

一方で、アルバイトなど副業収入は審査において「不安定な収入」と見なされることが多く、加点にはなりにくいです。ただし、確定申告をしている場合や通帳に明確に振込履歴が残っていれば、審査において参考情報として扱われることもあります。

金融機関やディーラーローンの審査では、年収に対する返済比率（年間返済額 ÷ 年収）が30〜40％以内に収まることが条件です。年収204万円（17万×12ヶ月）であれば、年間返済額は最大で約60〜80万円程度が目安です。

たとえば、5年ローンで組むとすれば、借入額は最大で約300万円前後までが審査通過ラインとなる可能性があります。ただし、他の借入がある場合はこの限りではありません。

貯金は直接的にはローン審査に大きな影響を与えませんが、頭金として利用することで借入額を抑えることができ、審査通過率は上がります。また、頭金が多いと金利も優遇されることがあります。

たとえば、頭金30万円を入れ、残りをローンにするというような計画であれば、より現実的な返済プランが立てやすくなります。

高額な新車を無理して購入するのではなく、軽自動車やコンパクトカーを選ぶことで、ローン額や維持費を抑えることができます。また、中古車であっても状態が良く保証が付いた車を選べば、安心して長く乗ることが可能です。

また、車購入後の任意保険料・車検・税金などの維持費も事前にシミュレーションしておくことが重要です。

手取り17万円・貯金80万円という条件でも、新車購入は十分に可能性があります。ローン審査のポイントを押さえ、返済計画をしっかり立てることで、無理のないカーライフを実現できます。

本業の収入を中心に安定性を示し、できる限り頭金を用意することが鍵となります。副業収入も継続性や証明が可能であればプラス評価になる場合もあるため、今の収入状況を整理して準備を進めましょう。