塗装後のボディがザラザラ?再コーティングしても改善しない原因と対策

車検、メンテナンス

愛車の一部を板金塗装修理したあと、「塗装部分はツルツルなのに、それ以外がザラザラしている」と感じた経験はありませんか?さらに、再度磨きやガラスコーティングをしても違和感が残ると、納得できずにモヤモヤしてしまいますよね。本記事では、そのような症状の原因や対処法を詳しく解説します。

◆ 塗装後にザラザラするのはなぜ?

塗装後にボディがザラザラする主な原因は、鉄粉や塗装ミストの付着です。特にボディ全体を覆うほどのミストが飛散した場合、手触りで違いを感じやすくなります。

塗装ブースがない環境での作業や、部分塗装時のマスキングが甘いと、細かな塗料粒子が周辺パネルに付着して固まり、表面がザラザラになることがあります。

◆ ガラスコーティングしてもザラザラが残る理由

再度の磨き作業とガラスコーティングを行ってもザラつきが残る場合、下地に残ったミストや鉄粉が完全に除去されていない可能性があります。コーティングは表面に膜を形成するため、下地のザラザラがそのまま封じ込められる形になり、結果として違和感が残るのです。

特に目の細かいコンパウンドを使った場合、重度のザラつきには対応できないケースもあります。

◆ タオルでツルツル、手でザラザラの理由とは?

このような現象は、タオルの繊維が表面の細かい凹凸を埋めて撫でるため滑らかに感じる一方、指先の皮膚は敏感に凹凸を感知するため、ザラザラとした違和感が強調されます。

特にガラスコーティング済み車両は、通常よりも滑らかさに対する感覚が鋭くなり、少しのザラつきでも「違い」がはっきりとわかるようになります。

◆ 対処法:どうすれば元のツルツル感が戻るか

  • 鉄粉除去作業の実施
    鉄粉除去用の粘土(クレイバー)や専用クリーナーを使い、手で引っかかりを感じる範囲を丁寧に除去しましょう。
  • ポリッシャーを使った磨き直し
    専門店で粗め〜中目のコンパウンドを使った下地磨きを行ってもらうことで、コーティングの下のザラザラを取り除くことができます。
  • ガラスコーティングの再施工
    下地処理を丁寧に行った上で再度施工すれば、ツルツル感が大きく改善される可能性があります。

◆ 実例:ザラつきが完全解消したケース

あるユーザーは部分塗装後、ボンネット以外のパネル全体にザラつきを感じ、再度別の専門コーティングショップに相談。鉄粉除去+3工程磨き+再コーティングで、手触りが新車並みに回復したそうです。

このように、「これ以上無理」と言われた後でも、ショップを変えることで改善できる場合があります

◆ まとめ:違和感を感じたら「別のプロに相談」も選択肢

塗装後のザラザラは、塗装ミストや鉄粉などの下地トラブルが原因であることが多く、しっかりと下地処理すれば改善可能です。「もう無理」と言われたとしても、コーティングの専門店で再施工を依頼することで納得のいく仕上がりを目指せます。

納得できない仕上がりにモヤモヤしている方は、一度プロフェッショナルなカーケア専門店にセカンドオピニオンを求めてみるのもおすすめです。

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