新古車や中古車を購入した際、名義変更や車庫証明などの手続きにどれほどの時間がかかるのか気になる方も多いでしょう。特に遠方から購入するケースでは、販売店との連絡が密でないと不安になるものです。本記事では、名義変更や車庫証明の一般的な流れや日数、進捗を問い合わせる際の注意点について解説します。
車庫証明取得の流れと必要な期間
車庫証明は購入者の居住地を管轄する警察署が発行するもので、普通車の登録には必須です。申請から発行までは、地域差はあるものの通常3〜7営業日かかります。
車庫証明の手続きには「保管場所使用承諾証明書」や「配置図」などが必要です。これらを準備し、所轄の警察署へ申請した後、警察による現地調査や内容確認が行われます。
遠方の販売店で車を購入した場合は、申請自体を自分で行うか、委任してディーラーや行政書士に依頼する形になります。委任状を送ってから申請されるまでに数日かかることもあります。
名義変更(登録)の所要時間
名義変更は陸運局で行われ、必要書類がすべて揃っていれば、当日中に完了することも可能です。ただし、必要書類が不備だったり、書類の到着を待っている状況であれば手続きは保留になります。
一般的には車庫証明取得後に名義変更を行う流れになるため、車庫証明に約1週間、その後の登録に1〜2日、合計で7〜10営業日程度かかるのが目安です。
販売店の混雑状況や管轄の陸運局の混み具合により、さらに数日遅れる場合もあります。
進捗連絡が来ないときの対処法
購入者側からすれば、「進捗がわからない=ちゃんと進んでいるのか不安」と感じて当然です。しかし、連絡をすること自体は決して迷惑ではありません。
以下のように、礼儀を持って丁寧に聞くことで、販売店も快く対応してくれることが多いです。
- 「現在の手続きの進捗状況を教えていただけますでしょうか」
- 「いつ頃に車検証が発行される予定か、目安がありましたら教えていただけますか」
なお、頻繁な催促や一方的な怒り口調は逆効果となるため、丁寧な姿勢を心がけましょう。
遅延が起きやすい要因とは?
手続きが予定より長引くケースには、いくつかの共通した要因があります。
- 必要書類の不足・記入ミス:住民票の発行日が古い、委任状の署名漏れなど。
- 販売店の繁忙期:決算期やボーナス時期は業務が混み合います。
- 車庫証明の不備:配置図の不正確さや使用承諾書の遅延など。
これらはあらかじめ確認しておけば防げることも多いため、契約時に「書類に不備があった場合はすぐに連絡をもらえるか」などを確認しておくと安心です。
納車までにかかる一般的な期間と目安
車庫証明(約1週間)→名義変更(1〜2日)→納車整備(数日)と進むため、契約から納車までは2〜3週間が一般的です。ただし、県外取引の場合や店舗の混雑状況によっては1か月程度かかるケースもあります。
納車前には車検証が発行され、ナンバープレートが取り付けられ、車両の点検整備や洗車が実施されます。整備状況の確認も兼ねて、進捗を聞いてみるのも良いでしょう。
まとめ:安心して納車を待つためにできること
車庫証明や名義変更にはある程度の時間がかかるのは事実ですが、進捗が不明な状態が続くのは不安になります。そんなときは、遠慮せずに丁寧な言葉で販売店に連絡を取りましょう。
また、必要書類の準備や記入の正確さが納車までのスムーズさに直結します。書類を送った後も、販売店と定期的に連絡を取り合いながら、信頼関係を築くことで、気持ちよく納車日を迎えられるはずです。
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