普通免許から第二種免許へステップアップするには?筆記と実技の試験内容を詳しく解説

運転免許

バスやタクシーなど旅客を乗せる仕事に就くためには「第二種運転免許(通称:二種免許)」が必要です。普通免許を持っていて「二種も取りたい」と考えている方の中には、「筆記試験だけで取れるのか?実技もあるのか?」と疑問に感じている方も多いでしょう。この記事では、普通免許保有者が二種免許を取得する際に必要な試験内容や流れをわかりやすく解説します。

二種免許とは?どんな用途で必要?

第二種免許は、旅客運送業務(人を運ぶ仕事)に必要な免許です。具体的には、以下のような業務に従事するために求められます。

  • タクシードライバー
  • 路線バス・観光バス運転手
  • 送迎バス(介護・幼稚園など)
  • 運転代行業(条件あり)

普通免許があっても、これらの業務を有償で行うには二種免許が必須となります。

普通免許保有者が第二種免許を取る条件

普通免許を持っていれば、二種免許を取得する資格がありますが、以下の条件を満たす必要があります。

  • 年齢が21歳以上
  • 普通免許等の保有期間が通算3年以上(運転経歴証明が必要)

また、視力・深視力・聴力などの身体的要件もあります。特に大型二種では深視力検査が課されるため、事前に確認しておきましょう。

試験内容:筆記試験と実技試験の両方が必要

二種免許を取得するには、筆記試験(学科)実技試験(技能)の両方に合格する必要があります。

試験項目 内容
学科試験 95点以上で合格(制限時間30分)
技能試験 S字・クランク・坂道発進・方向転換・路上走行など

なお、試験場(一発試験)と教習所(指定自動車教習所)で流れや難易度が異なります。

試験の受け方:教習所と一発試験の違い

① 指定教習所で取得する場合

教習所で所定の教習課程を修了すれば、技能試験が免除され、卒業後に免許センターで学科試験に合格すれば免許が交付されます。費用は高め(約20〜30万円)ですが、合格率が高く、安心して学べるのがメリットです。

② 一発試験(運転免許試験場)で受験する場合

独学で学科・技能ともに試験を受けるスタイルです。費用は安く抑えられますが、技能試験の合格率は非常に低く、対策なしでは合格困難です。

実例:普通免許保持者がタクシー業界に転職

Aさん(29歳)は、普通免許を5年間保有。職業ドライバーを目指して教習所で普通二種免許の教習を受けました。学科試験は問題集で独学、技能は約20時間の教習で対応。無事に卒業後、学科に一発合格し、1か月弱で二種免許を取得できました。

「実技は思ったより難しく、指導員の教えがなければ受からなかった」と語っています。

まとめ:二種免許取得には実技試験も必要。準備はしっかりと

普通免許を持っていても、第二種免許を取得するには筆記と実技の両方の試験が必要です。安全運転能力はもちろん、旅客を安心して運べるかどうかが問われます。指定教習所の利用も検討し、自分に合った方法で確実にステップアップを目指しましょう。

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