社会人になったばかりで、200万円近い車を購入したいと考えるのは素晴らしい目標です。しかし、大きな買い物だからこそ計画性が必要です。本記事では、18歳社会人1年目の方がミニバンを無理なく購入するための戦略と注意点をわかりやすく解説します。
まずは現状の収支をしっかり把握しよう
「月15万円自由に使える」というのは大きな強みです。しかし、生活費や突発的な出費に備えて、まずは月3万円ほどは緊急用として確保しておくのがおすすめです。実質、毎月貯金に回せる金額は12万円程度と考えると現実的です。
12万円を10か月貯金すれば120万円。これをベースにローンなどを併用すれば200万円の車も視野に入ります。
車の購入方法にはどんな選択肢がある?
車を購入する際の方法は主に3つあります。
- 現金一括:金利がかからずお得だが、200万円の現金を貯めるのは時間がかかる
- カーローン:分割で支払えるが、金利がかかる。信用が少ない若年層は審査が厳しい可能性も
- 残価設定ローン(残クレ):月々の負担を抑えられるが、返却や買い取りが前提。注意が必要
初めての購入であれば、頭金を100万円ほど用意して、残りを低金利のローンで組むのが安全です。
頭金はいくら用意すべき?
一般的に、車の頭金は購入価格の20%〜30%が理想とされています。200万円の車であれば、最低でも40万円、可能なら80万円ほどを目指したいところです。
これにより、ローン金額が減って月々の返済額も抑えられ、無理のない資金計画が立てられます。金利も低く抑えられやすくなるため、総支払額も少なく済みます。
維持費を忘れずに!購入後の出費にも注意
車は買って終わりではありません。維持費も見逃せないポイントです。
- 自動車税:年間約3〜5万円
- 保険料:年間5〜10万円(年齢・車種による)
- 車検・メンテナンス:2年ごとに約10万円〜
- ガソリン代:月1万円〜2万円程度
これらを月々で平準化すると、維持費として毎月2〜3万円を見込んでおく必要があります。
したがって、貯金に加えて維持費分の余裕も持たせた資金計画が重要です。
実際に購入を考えるタイミングと戦略
今年中に購入したいなら、逆算して「いくらまでなら今のペースで用意できるか」を計算しましょう。例:
・毎月12万円貯金×6か月=72万円
・頭金にして、残りはローン(128万円)
・5年ローン(60回)・金利2.5%なら月2.3万円程度の支払い
これなら維持費を含めても、月5万円以内に抑えられ、残り10万円は自由に使える計算になります。
おすすめの実例:Aさん(19歳男性・地方在住)のケース
Aさんは月13万円の自由資金から月10万円を車貯金に。半年で60万円を貯め、ホンダ・フリード(新車220万円)を購入。頭金60万円・ローン160万円を60回払いに設定。月々約3万円の返済で無理なくマイカー生活をスタートしています。
まとめ:目標金額を決めて堅実な計画を
車の購入は夢を叶える第一歩であると同時に、長期的な支払いが続く責任ある決断でもあります。毎月の余裕資金が多いからこそ、貯金→頭金→低金利ローンというステップを踏めば、安全かつ賢くカーライフを始められるはずです。
ミニバンという選択肢も素晴らしいですが、まずは必要な機能と将来のライフプランを見据えて、自分に最適な車選びをしていきましょう。
コメント