新車購入時に同時に検討されることが多いのがドライブレコーダー(ドラレコ)の取り付けです。特に前後2カメラタイプで200万画素、工賃込み57,000円という価格が「高いのか、妥当なのか」気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、その価格が適正かどうか、どのような観点で判断すべきかを詳しく解説します。
200万画素のドラレコは今でも通用する?
200万画素(フルHD)は、現在のドラレコ市場ではスタンダードな画質です。ナンバープレートの確認や夜間撮影にも一定の信頼性がありますが、近年では300万〜400万画素の高解像度モデルも登場しており、画質面ではやや控えめなスペックと言えます。
ただし、画素数がすべてではなく、レンズ性能やHDR機能、夜間補正など他の要素も画質に影響を与えます。200万画素でも有名メーカーの高性能モデルであれば、実用性は十分にあります。
工賃込み57,000円の内訳を考える
価格の妥当性を判断するには、機種の定価と工賃の内訳を把握することが重要です。例えば、200万画素の前後2カメラタイプのドラレコ本体価格はおおよそ15,000円〜30,000円が相場。残りの27,000円〜42,000円が工賃に充てられていると考えられます。
ディーラーや量販店では、前後カメラの取り付け工賃は20,000〜30,000円程度が一般的。そのため、57,000円という価格はやや割高に見えるものの、ディーラーでの純正指定や安心感を含めた価格設定と考えれば妥当と感じる方もいるでしょう。
価格だけでなく保証や取り付けの質も比較材料に
価格が少し高くても、正規ディーラーで取り付けてもらうことによる「配線処理の丁寧さ」「車検対応」「保証の安心感」は大きなメリットです。市販品をカー用品店や自分で取り付けた場合には、見えない部分の配線処理や後々のトラブル対応に差が出ることもあります。
実際、DIYで取り付けたドラレコが原因でバッテリーが上がったり、事故時に録画されていなかったケースも報告されています。そうしたリスクを減らす意味でも、専門業者の技術に支払う工賃は無駄ではありません。
ドラレコ選びで注目すべきスペックや機能
価格とともにチェックしたいのが、ドラレコの以下の機能です。
- 夜間撮影対応(STARVISやHDR機能)
- 駐車監視モードの有無と時間設定
- 衝撃感知センサー(Gセンサー)
- GPS搭載の有無(位置情報や速度記録)
- リアカメラの画角(140度以上推奨)
同じ200万画素でも、これらの機能が充実しているかどうかで満足度は大きく変わります。特にリアカメラの画角や画質は、あおり運転対策として重要です。
実例紹介:他ユーザーの購入価格と比較
例1:オートバックスでセルスター製の前後ドラレコ(200万画素)を購入・取り付け、総額45,000円(機種:CS-1000、工賃込み)。
例2:AmazonでVIOFO製ドラレコ(300万画素)を購入、取り付けは知人に依頼し総額22,000円。
例3:ディーラーで純正指定のKENWOOD製前後ドラレコ(200万画素)を取り付け、総額58,000円。保証付きで対応も良く満足。
まとめ:57,000円は「安心」を重視するなら妥当な価格
200万画素の前後ドラレコを工賃込みで57,000円という価格は、単体のコスパだけで見るとやや高めかもしれません。しかし、ディーラーの施工品質・保証・信頼性などの安心を含めて考えると、納得できる価格帯と言えます。
もし価格を抑えたい場合は、量販店で本体を購入して取り付けのみを依頼したり、DIYも選択肢に入ります。ただし、トラブル対応や品質への不安があるなら、多少の価格差よりも総合的な「満足度」で判断することが重要です。
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