ホイール選びにおいてはサイズやデザイン、ブランド、さらにはコストパフォーマンスが重要な要素になります。特にPCD114.3・4穴(4H)で8.5J〜10Jといった深リムサイズを求めるユーザーにとって、中古相場で15万円以下という条件は、やや玄人向けのセグメント。今回は、そんなこだわり派に向けておすすめのホイールを紹介します。
PCD114.3・4Hとは?
PCD114.3・4Hとは、ボルト穴の数が4つ、ピッチサークル直径が114.3mmであることを示します。旧車やドリフト仕様、コンパクトスポーツなどに多く採用される規格であり、流通量が限られているぶん選択肢も限られがちです。
そのため、中古市場の動向を把握し、相場感に敏感であることが理想的です。
おすすめ①:WORK Equip 03
旧車・ネオクラ好きに根強い人気を誇るのが「WORK Equip 03」。3ピース構造でリム深度の自由度が高く、深リムを狙いやすいモデルです。
特に15インチ・8.5J〜9.5Jの仕様は流通も多く、中古市場では4本セットで10万〜13万円台が狙い目。ガリ傷やリム曲がりがないものを選びましょう。
おすすめ②:YOKOHAMA ADVAN A3A(通称アドバン鬼)
独特な3スポークデザインで知られるアドバンオニも、114.3・4H対応で人気のモデル。旧車やUSDM系に合わせると抜群の雰囲気を演出できます。
中古相場では状態次第で15万円ギリギリになることもありますが、相場が下がるタイミングやローカルフリマでは10万円台前半も期待できます。
おすすめ③:SSR Mark-I / Mark-II / Mark-III
SSR(スピードスター)シリーズも定番中の定番。特にMark-IIやMark-IIIは、段リムデザインとコンケイブのバランスが美しく、ドリ車系やシャコタンカスタムと好相性です。
中古の15〜16インチ、9J以上でも比較的流通が多く、12〜14万円台で4本セットを見つけられるケースもあります。
選び方のポイント:中古購入時の注意点
- インセット(オフセット)を必ず確認:車両への装着可否に直結
- リムの曲がり・クラックの有無を写真で確認
- ボルトナット穴の痛み、再塗装歴の有無
また、ハブ径の違いやスペーサーの必要性も事前にチェックしておきましょう。ショップ保証付きの中古販売店から購入すれば、トラブルのリスクも下がります。
状態が良ければ狙い目のモデルも
以下のモデルも、中古市場に稀に出回る要注目アイテムです。
- RAYS VOLK Racing Mesh
- AME Old Schoolシリーズ
- Riverside R101/R109
こうしたホイールは、ヤフオクやメルカリ、UpGarageなどの中古ホイールコーナーでタイミング良く見つけると、状態次第で10万円以内で手に入ることもあります。
まとめ:妥協しない中古ホイール選びで理想の足元を
114.3・4Hで8.5J〜10Jの深リムホイールは、中古市場では競争が激しいですが、タイミングと根気があれば予算内で掘り出し物に出会える可能性も十分にあります。
WORK EquipやADVANオニ、SSRシリーズなどは、性能だけでなくスタイルの完成度も高く、装着するだけでクルマの雰囲気がガラリと変わります。購入前にはサイズ・状態・装着車両とのマッチングをしっかり確認し、後悔のないホイール選びを楽しみましょう。
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