免許更新に違反がある場合の手続きと講習内容を解説|所要時間・費用・注意点まとめ

運転免許

運転免許の更新時期が近づくと、自身の違反歴がどのように影響するのか気になる方も多いでしょう。この記事では、過去に交通違反がある場合の免許更新について、講習の種類や所要時間、費用などを詳しく解説します。

違反歴のある場合は「違反運転者講習」が対象に

免許更新時の講習区分は、違反歴の有無や違反の内容に応じて4種類に分かれます。その中で、過去5年間に軽微でない違反(1点以下を除く)が1回以上ある場合、「違反運転者講習」の対象となります。

例えば、速度違反(3点)や指定時間外の右折(2点など)など、累計点数が3点以上ある場合は、優良運転者や一般講習の対象にはなりません。

違反運転者講習の内容と所要時間

違反運転者講習では、安全運転に関する講義とビデオ視聴が行われます。また、地域によってはグループ討議や適性検査が含まれることもあります。

  • 講習時間:約2時間
  • 場所:各運転免許センターまたは一部の警察署

講習終了後、その場で新しい免許証が交付されます(一部地域では後日交付)。

更新費用の目安

免許更新にかかる費用は全国一律ではありませんが、2025年現在の一般的な費用は以下の通りです。

  • 更新手数料:2500円程度(更新手続き料)
  • 講習手数料:1650円(違反者講習)

合計:約4150円前後です。地域によって数百円前後することもあるので、都道府県の警察サイトで事前確認をおすすめします。

違反のタイミングと記録の影響

免許更新時の講習区分は、「基準日」における過去5年間の違反歴で判断されます。この「基準日」とは、誕生日の40日前のことを指します。

つまり、更新前に違反があったとしても、基準日を超えていれば反映されない場合もあります。例えば、更新日の30日前に違反した場合、タイミングによっては次回の講習に影響しない可能性もあります。

更新時の注意点と準備すべきもの

違反歴がある場合でも、更新手続き自体ができなくなるわけではありませんが、必要な持ち物や時間に注意して臨む必要があります。

  • 必要書類:免許証、更新連絡ハガキ、申請用写真(地域によって不要)、手数料
  • 所要時間:約2時間半〜3時間(受付・講習・交付含む)
  • 遅刻すると受講できないこともあるため、時間厳守

まとめ:違反歴があると講習が増えるが更新は可能

過去に違反があったとしても、免許更新は可能です。ただし、違反運転者講習となり、所要時間が長く費用も若干高くなります。更新前に違反内容と日付を確認し、該当する講習区分を把握しておくことが大切です。

安心して免許更新を済ませるためにも、準備を整えて当日を迎えましょう。

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