中古バイク購入前に必ずチェックしたいポイント7選|初心者でも失敗しない見極め方

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中古バイクの購入は、新車よりも手頃な価格で憧れのバイクに乗れる大きなチャンスですが、状態の悪い車両をつかんでしまうリスクもあります。特に初めての購入であれば、どこをチェックすべきか分からないという人も多いはず。この記事では、後悔しない中古バイク選びのために、実際のバイクショップ勤務経験を持つ筆者が「最低限見ておくべきチェックポイント」を丁寧に解説します。

1. 走行距離だけでは判断しない

中古バイクでは「走行距離が少ない=良車」と思いがちですが、それだけでは判断できません。短距離でもメンテナンス不足だと劣化が早まることもあります。

例えば、3,000kmしか走っていないにもかかわらず、屋外で放置されていたバイクは、サビや日焼け、劣化が激しいことも。走行距離+保管環境やメンテ履歴も必ず確認しましょう。

2. 錆や腐食、外観の状態チェック

ハンドル周り・フレームの下・エンジンまわり・マフラー裏などはサビが出やすいポイント。特にフレームのサビや腐食は安全性に関わるため、念入りに確認してください。

また、傷や割れ、再塗装の跡がないかもチェック。バイク全体のツヤ感や、異常に新しいパーツだけが目立つ場合は事故歴の可能性も。

3. エンジンの始動性と異音

実車確認の際は、必ずエンジンをかけてみましょう。始動時にセルが弱々しくないか、異音(カチャカチャ音やノッキング)がしないかチェック。

特に注意したいのがアイドリングの安定性。最初は調子がよくても、温まったときにエンストしやすい車両は、キャブやインジェクションに不調があるかもしれません。

4. タイヤ・ブレーキパッドの残量

タイヤの溝が残っているか、ひび割れがないかを確認しましょう。古いタイヤは硬化しており、グリップ性能が低下して危険です。

また、ブレーキパッドの残量も安全性に直結します。残り2mm以下であれば、交換を視野に入れる必要があります。販売価格に交換費用が含まれていない場合、思わぬ出費になります。

5. メンテナンス記録と整備履歴

信頼できる中古バイクは「メンテナンスノート」や「点検記録簿」が残っている場合が多いです。オイル交換の頻度や部品交換歴が分かると安心材料になります。

特にチェーンやスプロケット、バッテリーなどの消耗品がいつ交換されたかをチェックしましょう。整備されている証拠があれば、販売価格が少し高くても妥当といえます。

6. カスタムの有無と合法性

カスタムパーツが多く取り付けられているバイクは、一見魅力的に映りますが、純正に戻すのが難しいケースもあります。また、違法マフラーや車検非対応パーツがついていると、トラブルの元になるので要注意。

とくに125cc超の車両では車検があります。カスタム内容が車検非対応だった場合、自費での修正が必要になることも。

7. 書類の有無・車体番号の一致

購入時には、「自賠責保険証」「登録証明書」「譲渡証明書」などの書類があるか確認しましょう。また、車体番号と書類上の番号が一致していることも非常に重要です。

不正車両や盗難車のリスクを避けるため、書類の整合性には細心の注意を払いましょう。個人売買の場合はとくに慎重に。

まとめ:事前チェックと信頼できる販売店選びがカギ

中古バイクの購入は、知識があるかどうかで満足度が大きく変わります。走行距離や見た目の良さだけで決めず、今回ご紹介した7つのポイントを参考にしっかりチェックしましょう。

また、信頼できるバイクショップや、第三者機関の保証がある販売店を選ぶことも失敗しないコツです。安心・安全に、楽しいバイクライフをスタートさせてください。

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