V37型スカイライン(国内名:日産スカイライン/海外名:インフィニティQ50)ではマイナーチェンジによりフロント周りの意匠が変わりましたが、ヘッドライトそのものは前期型・後期型で共通設計です。
ヘッドライトの互換性について
前期型と後期型ではヘッドライト本体(ヘッドランプ、ウインカー、フォグASSY)は同一の設計であるため、単体での流用が可能です。
ただし、バンパーやグリルといった周辺パーツは後期の造形に合わせて変更されており、フロントバンパー下やグリル周りのデザイン差があるため、単純換装では外観にズレが生じる可能性があります。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
前期→後期化する場合に必要な部品
後期風に改造する際には以下のパーツの交換が必要です。
- 前期ヘッドライト → 後期ヘッドライト(流用可)
- フロントバンパー(一部形状変更がある)
- フロントグリル(後期は大型化、ソナー穴の位置変更)
- ソナーやアラウンドビューモニター用のセンサー取り付け穴の違い
実例と注意点
みんカラ等の報告によれば、前期ヘッドライトを後期バンパーやグリルと組み合わせて使用することは可能ですが、グリルのセンサー孔形状やフォグ周りの造形差のため、完全な一体感にはならない場合があります。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
さらに、後期仕様にはグリル中央にインフィニティ/日産バッジ、センサー位置が変わるなど細かな差異があり、見た目だけでなく機能的にも注意が必要です。
テールランプとの混同に注意
類似の話題で「前期に後期の丸目テールを付けたい」という相談がありますが、テールランプは前後でサイズや形状が異なるためトランクごと交換しなければなりません。ヘッドライトとは互換性の原理が異なる点に留意が必要です。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
まとめ
まとめると。
- ヘッドライト本体は前期・後期で共通のため、流用可能。
- ただし外観を後期仕様にするなら、バンパーやグリル、センサー位置などの周辺部品も交換が必要。
- テールランプやトランクなどは互換性がなく、完全換装には部品数が多くコストも増える。
後期仕様化を検討する際には、“ヘッドライト単体の互換性”と“外観を後期に見せるための追加交換”の両面を理解した上で慎重に進めることが重要です。
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