古いアメ車に汎用のプッシュスタートキットを取り付ける際、配線の接続方法は非常に重要です。特に、車両側のシリンダー配線の種類や動作について理解しておくことが、正確な取り付けを行うための鍵となります。この記事では、汎用プッシュスタートキットの配線方法と、古いアメ車における特有の接続方法について解説します。
汎用プッシュスタートキットの配線概要
汎用プッシュスタートキットには、車両側に接続する複数のワイヤーがあり、それぞれ異なる役割を持っています。具体的には、スターター、点火、ACC、GND(アース)などの接続があります。これらの配線は、車両のシリンダーと連携してエンジンを始動させるために必要です。
配線の詳細と接続方法
汎用プッシュスタートキットの配線は以下のように接続します。
- 6P配線:
- 黄色ワイヤー:スターターに接続
- 茶色ワイヤー:点火2に接続
- 白ワイヤー:点火1に接続
- 赤ワイヤー:±12Vに接続
- 青ワイヤー:ACCに接続
- 黒ワイヤー:GND(アース)に接続
- 2P配線:
- 茶色ワイヤー:接続なし
- 緑色ワイヤー:フットブレーキ+に接続(古いアメ車ではブレーキを踏まずにセルが回ることがあります)
古いアメ車における配線の特徴
古いアメ車の場合、シリンダー配線において一部異なる動作をすることがあります。例えば、アクセサリー、ON、スタートの順に切り替わるシステムの場合、シリンダー配線が異なる動作をすることがあります。
車側のシリンダー配線が次のような動作をする場合があります。
- ①鍵を刺した時からセルを回すまでずっと点灯
- ②鍵を刺して回して点灯→消灯→消灯
- ③鍵を刺した時からセルを回すまでずっと点灯
- ④鍵を刺して回して点灯→点灯→セルスタート消灯
- ⑤鍵を刺して回して点灯→点灯→セルスタート点灯
プッシュスタートキット取り付け時の注意点
プッシュスタートキットを古いアメ車に取り付ける際、車両の配線が最新の車と異なるため、接続方法には十分な注意が必要です。特に、古い車では配線の色や種類が標準的でない場合があるため、車両側の配線をしっかり確認してから取り付け作業を行うことが大切です。
まとめ
汎用プッシュスタートキットの取り付けには、正確な配線接続と車両の配線に対する理解が不可欠です。古いアメ車に取り付ける場合、シリンダーの配線動作が異なることがあるため、十分な確認と慎重な作業が求められます。適切な接続方法を守り、注意深く作業を行うことで、スムーズなプッシュスタートシステムを構築することができます。
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