【DIY解説】LA350S型ミライースのシート背もたれレバーの外し方と注意点

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軽自動車の中でも人気の高いダイハツ・ミライース(LA350S型)は、車内空間の整備やメンテナンスのしやすさからDIYユーザーにも支持されています。今回は、シートの背もたれを操作するレバー(リクライニングレバー)の脱着方法について詳しく解説します。

◆ LA350 ミライースのリクライニングレバーの構造

LA350S型のフロントシートには、手動で背もたれを起こす・倒すためのリクライニングレバーが付いています。多くの軽自動車と同様に、このレバーは軸部分に差し込まれたクリップやスナップリングなどで固定されているのが一般的です。

車両の年式やグレードによって細かな仕様変更がある可能性があるため、作業は慎重に進めましょう。

◆ レバーを外すための基本手順

  • ① レバー周辺を確認する
    シートの側面、レバーの付け根に目視で外せるネジやキャップがないかを確認します。多くの場合は目立ったネジはなく、はめ込み式になっています。
  • ② 隠しピン・爪の位置を確認
    内張り剥がしなどの内装用工具を使って、レバーの裏側に細い隙間を作り、レバーが差し込まれているシャフトの中にあるピンやスナップリングを確認します。
  • ③ 工具でロックを外す
    小型のマイナスドライバーやピックツールを使用してピンを押し出す、もしくはスナップリングを外すことでレバーが取り外せます。

◆ 作業時の注意点とトラブル対処

レバーはプラスチック素材のため、力を入れすぎると割れる可能性があるので慎重に作業しましょう。パーツをなくさないように、取り外した部品はトレイなどに置いておくのがベストです。

また、固着や劣化により外れにくい場合は、樹脂対応の潤滑剤をわずかに吹き付けると安全に作業できます。

◆ レバーを再装着する際のポイント

取り付け時は、レバーの向きとシャフトの位置を合わせてまっすぐ差し込みます。スナップリングタイプであれば、再びリングをしっかりはめ込むことでガタつきがなくなります。

レバーが斜めになったり、ぐらつくようであれば再調整が必要です。無理に押し込まず、軸の形状を再確認しましょう。

◆ よくあるQ&A

  • Q. 工具は専用のものが必要?
    A. 内装用の樹脂製リムーバーや小型マイナスドライバーがあれば十分対応できます。
  • Q. レバーが外れない場合は?
    A. ピンの角度がずれているか、サビや汚れで固着している可能性があります。少量の潤滑剤と慎重なこじりで対処します。
  • Q. 破損時の交換品はどこで買える?
    A. ディーラー部品窓口やオンラインショップ(ヤフオク・モノタロウなど)で購入可能です。品番は車検証の型式・年式を参考に。

◆ まとめ:構造を理解すればDIYでも十分可能

LA350Sミライースのシート背もたれレバーの脱着は、構造を把握し、正しい工具を使用すればDIYでも比較的簡単に行えます。焦らず丁寧に作業すれば、内装破損や誤装着のリスクを回避できます。

愛車のメンテナンスを楽しみつつ、正しい手順で安全に作業してください。

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