スーパーカブのテールランプと後部ウインカーが点かない原因と対処法まとめ

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スーパーカブは日本を代表する信頼性の高い原付バイクですが、長年乗っていると電装系のトラブルが発生することもあります。特にテールランプやウインカーの不点灯は整備不良として道路交通法違反にもなりかねないため、早急な対応が求められます。本記事では、テールランプと後部ウインカーが同時に点かなくなる原因と、その具体的な対処法について解説します。

まず確認したいのはヒューズ切れ

最初に疑うべきはメインヒューズや照明系統のヒューズです。スーパーカブには複数のヒューズがあり、後部照明に関連する回路が切れていると、その部分のみ点かなくなる場合があります。

シート下やバッテリー付近のヒューズボックスを開けて、10Aまたは15Aのヒューズが切れていないか確認しましょう。切れていれば同容量の新品に交換してください。

バルブの球切れや接触不良

次に考えられるのはテールランプやウインカーのバルブの断線やソケットの接触不良です。特に2000年代前半の車体では長年の振動でフィラメントが切れたり、ソケット内の端子が腐食していることもあります。

リアカウルを開けて、テールランプのバルブと後部ウインカーのバルブをそれぞれ外し、目視でフィラメントの状態を確認しましょう。また、テスターがあれば導通確認するのもおすすめです。

アース不良も見落とせない要因

テールランプやウインカーが「点灯しない」「点滅が異常に早い」「片方だけつかない」などの場合、共通のアース(マイナス配線)の不具合も原因として考えられます。アース線がボディとしっかり導通していないと、正常に電流が流れず機能しません。

リアフェンダーやフレーム付近のアースポイントのネジを外し、接触面を金属ブラシなどで磨いて再固定することで改善されることがあります。

ハーネス断線や接触不良も疑う

テールランプとウインカーの両方が同時に不点灯となっている場合、共通のハーネス(配線)がどこかで断線している可能性もあります。配線の被覆が破れ、ショートや接触不良を起こしていることもあります。

特に後部フェンダーとリアカウルの隙間や、フレームとの固定部分では配線が擦れて断線しやすいので、導通チェックをしながら異常箇所を特定しましょう。

ウインカーリレーやスイッチ類のチェック

ウインカー系統に限って点かない場合は、ウインカーリレーやスイッチボックスの不良も疑うべきです。リレーが故障するとウインカーの作動音が消えたり、点滅しなくなることがあります。

また、ウインカースイッチ自体の接点が汚れている・破損していると、後方だけ作動しないこともあります。清掃や接点復活剤の使用も検討しましょう。

まとめ:スーパーカブの後部電装トラブルは段階的に原因切り分けを

スーパーカブの後部照明が点かない場合、ヒューズ・バルブ・アース・ハーネス・リレーの順で確認していくことが基本です。配線図を参照しながら順番に確認していけば、原因を特定できるはずです。

自分での確認が難しい場合は、バイクショップや信頼できる整備士に相談するのもおすすめです。安全に走行するためにも、テールランプとウインカーの正常動作は常に意識しておきましょう。

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