愛車を整備工場に預けた後、すぐにエンジンチェックランプが点灯したり異音が発生した場合、多くのドライバーが不安に感じるものです。とくに新しく利用し始めた工場での出来事であれば、「このまま同じ工場で対応して大丈夫なのか?」と悩んでしまうこともあるでしょう。この記事では、整備後のトラブルが起きた際の判断材料と、信頼できる修理工場の選び方について詳しく解説します。
整備直後のチェックランプ点灯はなぜ起きるのか
エンジンチェックランプは、車両のコンピューターが異常を検知した際に点灯します。整備直後にランプが点灯する場合、以下のような原因が考えられます。
- 部品の取り付けミス(イグニッションコイルやプラグのカプラー接続不良)
- 作業中の別部位への干渉や損傷
- 整備前から潜んでいた不具合が偶然表面化した
たとえば、プラグの締め付けトルクが適切でなかったり、イグニッションコイルのカプラーがきちんと差し込まれていないと、点火不良や異音が発生するケースがあります。
異音の発生とその後に収まった理由
「走行中に異音がして2~3分で収まった」という事例では、以下のような可能性が考えられます。
- 点火不良による失火音
- 緩んだパーツがエンジンの振動で一時的に元に戻った
- コンピューターが誤検知して一時的なエラーを出した
実際にあった例として、エンジンルーム内のセンサー配線が適切に固定されておらず、走行中の振動で位置が変わり異常信号を発していたケースがあります。
再訪すべきか、別の整備工場に行くべきかの判断ポイント
同じ整備工場に再訪するか、別の工場に依頼するかは悩ましい判断です。以下のようなポイントを確認してみてください。
- 請求書に作業内容と部品名が明記されているか
- 整備士が国家資格を持っているか
- トラブルの原因に対して誠意を持って対応してくれる姿勢があるか
仮に工場側にミスがあったとしても、誠実に対応してくれるなら再訪の価値はあります。逆に、責任を認めない、説明が曖昧など信頼が置けない対応なら、別の工場への相談をおすすめします。
信頼できる整備工場の選び方
整備工場を選ぶ際は、次のような基準で評価すると安心です。
- 口コミやレビュー評価が高い(Googleや整備業者紹介サイトなど)
- 整備内容について写真や動画で説明してくれる
- 見積もりと請求が明確で、料金の透明性がある
また、Gooピットやエキテンなど、整備工場の情報を掲載しているサイトで事前に比較することも重要です。
診断機によるスキャンで原因を特定する
エンジンチェックランプが点灯した場合、診断機(OBDスキャナー)でエラーコードを読み取ることが最優先です。これにより、点火系、吸気系、排気系などどの系統に異常があるのかが分かります。
信頼できる整備工場であれば、診断結果の説明も丁寧にしてくれるため、ユーザーとしても納得の上で次の整備方針を選ぶことができます。
まとめ:ミスか偶然かは冷静に判断しよう
整備後に不具合が発生した場合、その原因がミスなのか偶然なのかを見極めるには、診断結果と整備工場の対応姿勢が鍵になります。疑いの気持ちがあるのは自然なことですが、まずは冷静に状況を確認し、信頼できる対応をしてくれるかを見極めましょう。
必要であればセカンドオピニオンとして他の整備工場にも診断を依頼することで、より安心して今後の判断ができるようになります。
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