フェアレディZ E-GS130 L20ETのエンジン始動不良と燃料ポンプ不作動についての原因と対策を解説します。エンジンがかからない、スパークしない、燃料ポンプが動かないという問題に直面している場合、ECU、イグナイター、配線、リレーなど、いくつかの要因が考えられます。この記事では、これらの問題をどのように診断し、解決するかを詳細に説明します。
1. エンジン始動不良の原因
まず、エンジンがかからない場合、基本的な原因としては以下が考えられます:スパークがない、燃料が供給されていない、圧縮が足りないなどです。今回の場合、スパークがないという症状から、点火系統に問題があることが分かります。
スパークがない原因として、イグナイターが故障しているか、ECUからの信号が適切に送られていない可能性が考えられます。ECUカプラーのNo.5で5V弱の電圧が確認できたので、ECUからイグナイターへ信号は届いているようですが、イグナイター自体が故障している可能性もあるため、イグナイターの点検が必要です。
2. 燃料ポンプ不作動の原因
燃料ポンプが動かない原因として、リレーの故障や電圧がかかっていない可能性があります。直接12Vを入れることでポンプが作動するということは、ポンプ自体に問題はないと考えられます。問題は、ECUからリレーに供給される電圧がかかっていない点です。
ECUカプラーNo.16には電圧がかかっていないため、リレーが作動しないことが原因です。これに関しては、ECUからリレーへの配線や接続に問題がある可能性があります。リレーやその周辺の配線を確認し、必要に応じて修理を行いましょう。
3. ECUの役割とチェック方法
ECUはエンジン制御、燃料供給、点火系統などを管理しているため、問題の原因がECUにあるのか、他の部品にあるのかを切り分けることが重要です。ECUは通常、複数のセンサーからの情報を処理し、エンジンや燃料ポンプに信号を送ります。
ECUが正常に動作していない場合、燃料ポンプやイグナイターに適切な信号を送ることができません。ECU自体の故障が疑われる場合は、他の部品の点検に加えて、ECUの診断も行うべきです。
4. 点検の進め方と解決策
問題を解決するための手順は、まずは配線や接続の確認から始めるのが良いでしょう。特に、ECUカプラーやイグナイター、リレー周辺の配線が正常かどうかを確認します。スパークがない場合は、イグナイターの点検を行い、燃料ポンプが作動しない場合は、リレーや配線の問題を特定することが必要です。
また、三菱製のデカデスビについては、問題がないと確認されているとのことですが、イグナイターが正常であっても、ECUや配線に問題がある場合はエンジンが始動しませんので、ECUやその周辺の点検が重要です。
5. まとめ
フェアレディZ E-GS130 L20ETのエンジン始動不良と燃料ポンプ不作動の原因を特定するためには、イグナイター、ECU、リレー、配線などを一つ一つ確認していくことが重要です。ECUが原因である可能性もありますが、他の部品が影響している場合もありますので、詳細な点検を行い、問題を解決しましょう。
この問題に対する解決策は、配線図を片手に順番にチェックし、必要に応じて部品の交換や修理を行うことです。自力で修理を進める場合は、慎重に作業を行い、分からない点があれば専門家に相談することも検討してください。


コメント