30系セルシオにBluetoothオーディオを後付けする方法と注意点|AUX端子がない場合の対処法

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2000年代初頭の高級車である30系セルシオは、今なお人気のあるモデルですが、現代のスマートフォンやBluetooth機器との互換性においてはやや不便を感じる場面もあります。特に「Bluetoothレシーバーは光るのに音が出ない」「AUX端子が見当たらない」といった悩みはよくある話です。この記事では、AUX端子のないセルシオにBluetooth機器を接続して音楽を再生する方法を、実例を交えて解説します。

そもそも30系セルシオにAUX端子はあるのか?

結論から言えば、純正状態の30セルシオにはAUX入力端子は装備されていません。2000年代当時はCDやMDが主流であり、外部入力は想定されていなかったためです。

そのため、BluetoothレシーバーにAUXケーブルを差しても、車側に接続するポートがない場合、音声は出力されません。この仕様を理解することが、解決の第一歩となります。

Amazonでよく見かけるタッチ式Bluetoothレシーバーの正体

質問に記載されているAmazonの商品リンクは、USB給電で動作するBluetoothレシーバーで、3.5mmステレオミニプラグ出力を備えています。このような機器は「車にAUX端子があること」が前提の設計です。

このため、光っても音が出ない場合は、「Bluetooth接続までは成功しているが、音の経路が車に届いていない」状態である可能性が高いです。

Bluetooth機器を活用するにはどうすれば良いか

解決策としては以下のような方法が考えられます。

  • FMトランスミッターを使う:Bluetoothで音楽を飛ばし、FMラジオを通じて車内オーディオへ再生。
  • 純正オーディオにAUX入力を増設する:カプラー型のAUXアダプター(専用品)を使って、車内に外部入力を作る。
  • 社外ナビ・オーディオに交換:ナビごと新しいものに入れ替えることで、AUX・Bluetooth・USB入力が利用可能になる。

最も手軽なのはFMトランスミッターで、シガーソケットに挿すだけで使える製品が多く販売されています。

セルシオにおすすめのAUX増設キット

例えば「LEXCEL AUXインターフェース」や「Beat-Sonic」などのブランドから、トヨタ純正オーディオ用のAUX増設キットが販売されています。これらは車両側のCDチェンジャー端子などにカプラーオンで接続でき、スマホやBluetoothレシーバーと連携可能です。

実際に装着する際には、車種・年式・オーディオ形式(マークレビンソンかどうかなど)によって適合が異なるため、購入前に適合表の確認を忘れずに。

Bluetoothが光る=接続成功ではない?

Bluetoothレシーバーが赤く点灯するのは、給電されて電源が入っていることを示すだけであり、「音声出力が成功している」わけではありません。

スマホから接続して、実際に音楽を再生し、それがスピーカーから聞こえるかどうかを確認する必要があります。音が出ない場合は、「Bluetooth→AUX→車」のどこかで信号が途切れているということになります。

まとめ:AUX端子のないセルシオでも音楽再生は可能

30セルシオでBluetoothオーディオを楽しむには、AUX入力の確保がカギです。現状のままではレシーバーが機能しない可能性が高いため、FMトランスミッターや専用AUXアダプターの導入を検討しましょう。

高級車の快適さはそのままに、現代の音楽環境をスマートに取り入れる工夫が必要です。DIYに自信がない場合は、専門店に相談するのも一つの方法です。

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