バイクは風を感じられる自由な乗り物である一方、トラブルが起こったときには命に関わることも。この記事では、ライダーが実際に体験した「ピンチな瞬間」を紹介しながら、未然に防ぐための対策を詳しく解説します。
峠道での転倒未遂体験とその原因
とあるライダーが経験したのは、深夜の峠道を走行中、急カーブでタイヤがグリップを失い、転倒しかけたというもの。路面は前日の雨で湿っており、さらに落ち葉もあって滑りやすい状態でした。
このケースでは「過信したスピード」と「適切なライン取りができなかった」ことが主な要因です。峠道では見えない先を予測し、速度を落とす意識が命を守ります。
高速道路でのガス欠騒動と予防策
「メーターの残量を見てまだ大丈夫だと思っていたら、突然エンジンが止まりました」。これは実際に高速道路で起きたガス欠トラブル。SAまではあと3kmという地点でした。
燃費を読み違えたり、誤差のある燃料計に頼りすぎることが原因です。高速道路を走行する前は満タンにしておくことが鉄則。また、燃費アプリなどを活用し、いつ給油するかを計画的に決めておくと安心です。
突然のゲリラ豪雨による視界ゼロの恐怖
ツーリング中に山間部で突然ゲリラ豪雨に見舞われたライダーは、視界不良と路面の水たまりにより、制御が効かなくなりそうになりました。
このようなケースでは無理に進もうとせず、停車できる場所を見つけるのが第一です。また、レインウェアと防水グローブを携帯し、タイヤも排水性の高いものを選ぶことで、危険を減らすことができます。
トンネル内でのパンクとその対処
「突然ハンドルが取られ、トンネル内でパンクに気づいた」。狭い空間で安全な場所にバイクを停めるのは非常に危険です。
パンク修理キットや携帯空気入れを常備しておくと、その場で応急処置ができます。また、JAFや保険のロードサービスの連絡先をすぐに取り出せるようにしておくことも重要です。
都市部でのヒヤリ体験:車の急な割り込み
市街地では自動車の急な割り込みや無理な右左折がバイクにとっての死角です。信号待ちでの追突や、車の死角に入っていると気づかれないなど、ヒヤリとする体験は多いもの。
「見えているつもりでも見られていない」という意識を持ち、相手の動きに先読みするのが安全運転の鍵です。特に交差点前では減速と周囲確認を徹底しましょう。
まとめ:ピンチは誰にでも起こり得る、だから備える
バイクに乗っていれば誰でも一度はヒヤリとする瞬間に遭遇します。大切なのは、「事前にリスクを知る」「常に予防意識を持つ」「いざという時に慌てない」ことです。
実際の体験談を知っておくことで、自分のライディングにも役立てられます。ツーリングの楽しさを最大限味わうためにも、安全への備えは万全にしておきましょう。
コメント