スバル新車に社外ナビは付けられる?純正11.6インチモニター車で気をつけたい5つのポイント

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スバルの新型車では、11.6インチの縦型ディスプレイを搭載したセンターインフォメーションディスプレイが主流になっており、カーナビ機能だけでなく、エアコン操作や車両設定も一括で管理する設計が増えています。こうした構造の中で「従来型の社外ナビを取り付けたい」という希望を持つ方も多いですが、実は注意すべきポイントがいくつかあります。本記事では、スバル車の純正大画面ナビ搭載モデルに社外ナビを装着できるかどうか、ハンドルスイッチや車両機能との連携など、実際のユーザー目線で詳しく解説します。

スバルの純正11.6インチナビとは?

スバルの最新モデル(例:レヴォーグ、クロストレック、フォレスターなど)には、縦型の11.6インチディスプレイが標準装備されており、「ディスプレイオーディオ+ナビキット」または「ビルトインナビ」として提供されています。

このシステムでは、ナビ機能に加え、オーディオ、エアコン、アイサイト設定、車両情報、スマートフォン連携(Apple CarPlay/Android Auto)などが統合されており、ディスプレイそのものが車両制御の中心となっています。

社外ナビの取り付けは可能?

結論から言うと、11.6インチ純正ナビ装着車には基本的に社外ナビの後付けは困難です。理由は、ディスプレイ部分が単なるナビ機能にとどまらず、エアコンや各種設定を司る制御パネルを兼ねているため、取り外すと車両機能そのものが制限されてしまうからです。

一部モデルでは、エントリーモデル(ディスプレイオーディオ装着車)に限って、社外ナビのインストールが可能な場合もありますが、専用のパネルや配線キットが必要で、対応機種は限られます。

ステアリングスイッチとの連動は?

純正ナビであればステアリングスイッチ(音量、曲送り、音声操作など)は当然連動しますが、社外ナビを装着した場合、スイッチ操作の一部が無効になる、あるいは使用できなくなるケースがあります。

たとえばパイオニアやパナソニック製ナビであれば、CANバスアダプターを使用することで最低限の連動は可能になることがありますが、メーカーや車種、年式によって対応が分かれるため、事前確認が必須です。

エアコンや車両設定はどうなる?

11.6インチディスプレイに統合されている車両機能(例:エアコン、運転支援設定、ディスプレイ照度調整など)は、ナビ本体の交換とともに操作できなくなるリスクがあります。

つまり、社外ナビを装着しても、車両側のシステムがナビ交換を想定していないため、空調操作や車両設定画面が使用不可になる可能性が非常に高いです。これは車両の快適性・安全性に大きく関わる問題です。

どうしても社外ナビを使いたい場合の選択肢

それでも「電波の強いナビ」「使い慣れたナビ」を使用したい場合、以下のような代替手段があります。

  • 純正ディスプレイオーディオにスマホナビをミラーリングする(CarPlayやAndroid Auto)
  • ダッシュボード上に後付けナビを設置(配線処理や固定方法に注意)
  • 社外ナビ対応のグレードや旧型モデルを選ぶ

これらは完全な代替にはなりませんが、最低限のナビ機能を確保する手段となり得ます。

スバル車のナビを検討する際の注意点まとめ

最新スバル車のナビは、単なるカーナビではなく「車両の中枢装置」として設計されており、社外品に簡単に置き換えることができません。以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 11.6インチディスプレイは車両制御と一体化している
  • 社外ナビは物理的・機能的に非対応が多い
  • ハンドルスイッチやエアコン操作が使えなくなるリスクがある
  • 使い慣れたナビを使うなら別体設置が現実的

スバルの車両設計思想を理解しつつ、自分に合ったナビの使い方を検討しましょう。購入前にはディーラーやカー用品店で、取り付けの可否や対応機器を必ず確認することをおすすめします。

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