カロッツェリアのサイバーナビなどに代表される1DIN+1DIN構成のインダッシュナビは、高性能かつ多機能なため人気があります。しかし、取付スペースに制限がある車種では「1DIN分しかスペースが確保できない」といった問題に直面することも。この記事では、そうした車両における取付方法や工夫された設置例について詳しく解説します。
1DIN+1DIN構成のインダッシュナビとは?
1DIN+1DINタイプとは、ナビユニットとオーディオユニット、あるいは別体のメディアユニットやチューナーがそれぞれ1DINサイズで構成されている製品のことを指します。代表的な製品がカロッツェリアのサイバーナビで、ナビ本体とメインユニットが分かれているのが特徴です。
この構成は、モジュールごとに機能を分担できる利点がありますが、取付スペースに制限がある車種では工夫が必要になります。
1DINしか空きスペースがない車両での取付方法
1DIN分しかナビパネルに設置できない車種では、以下のような方法が検討されています。
- メインユニットをグローブボックスに設置
- センターコンソール内に隠す
- 運転席下部や助手席足元への配置
例えば、実際にホンダ・フィットにサイバーナビを取り付けた事例では、ナビ本体をダッシュボードに、オーディオユニットをグローブボックス内に配置し、配線を延長して対応しています。
このように、スペースの制約がある場合でも、見た目や操作性を損なわずに取付けが可能な場合があります。
グローブボックスへの設置は一般的な方法のひとつ
1DINユニットの設置場所として最も多く使われるのがグローブボックスです。グローブボックス内であれば、ユニットを隠しながら配線もしやすく、外観を損なうことなく取付けが可能です。
ただし、車種によってはグローブボックスの奥行きや高さが不足している場合もあるため、事前の寸法確認は必須です。必要に応じてグローブボックス内の加工や、薄型ユニットの選定も検討されます。
取付を依頼するショップの選定も重要
特殊な設置を必要とする場合は、経験豊富なカーオーディオショップやナビ取付専門店に相談することをおすすめします。1DIN+1DIN構成のサイバーナビに慣れているショップであれば、配線処理やユニット設置場所の工夫など、見た目も機能も満足できる仕上がりが期待できます。
また、カロッツェリア公式サイトの販売店検索を使えば、取付実績のある信頼できるショップを探すのにも役立ちます。
DIYで取り付ける際の注意点
DIYでの取付を検討する場合、ユニットの設置スペースの確保、電源やアースの取り出し、正確な配線処理など、専門的な知識と工具が求められます。
また、グローブボックスへの穴あけ加工が必要になるケースもあり、車両の保証や下取り価格に影響を与える可能性もあるため、慎重に判断しましょう。
まとめ:スペースが足りなくても取付方法はある
1DIN+1DIN構成のナビは一見設置が難しいように見えますが、工夫次第で対応は可能です。グローブボックスやセンターコンソール内など、スペースを有効活用すれば、限られた設置環境でも高性能なナビを活かせます。
迷ったときは取付実績のあるプロショップに相談し、安全かつ美しい仕上がりを目指しましょう。
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