車のドアを開けた際に足元を照らす「カーテシランプ(ドアカーテシランプ)」をカスタムする人は多いですが、色を変更した場合、車検に通るのか気になる方もいるでしょう。
特に、白から赤に変更する場合、法律上問題がないか確認しておくことが重要です。本記事では、カーテシランプの色変更が車検や法律に違反しないかどうかを詳しく解説します。
カーテシランプとは?
カーテシランプは、車のドアを開けた際に点灯し、足元を照らす役割を持つランプです。主な目的は以下の通りです。
- 乗降時の安全確保:暗い場所で足元を照らし、安全に乗り降りできる
- 車の存在を周囲に知らせる:駐車場などで車が停車していることを示す
- ドレスアップ効果:カスタムによってスタイリッシュな印象を演出
カーテシランプは純正では白色が多いですが、カスタムすることで赤や青に変更することも可能です。
カーテシランプの色変更は車検に通るのか?
車検においてカーテシランプの色が問題となるかどうかは、以下のポイントで判断されます。
1. 法律上の規定(道路運送車両の保安基準)
カーテシランプは「車幅灯」や「制動灯(ブレーキランプ)」のような保安基準の対象とは異なり、基本的には車検の検査項目に含まれません。
しかし、以下の条件に該当すると「不適合」と判断される可能性があります。
- 走行中に点灯する場合(通常はドアを開けたときのみ点灯するので問題なし)
- 後続車に誤認を与える場合(特にブレーキランプと誤解される可能性がある)
- 極端に明るい発光(強烈なLEDライトで他のドライバーを妨害する恐れがある)
2. 赤色の使用に関する規定
一般的に、赤色のランプは車両の後部にのみ使用が認められています。そのため、フロント部分や側面に赤色を使用すると、保安基準に違反する可能性があります。
ただし、カーテシランプはドアを開けた際にのみ点灯するため、通常の使用では違反とみなされることは少ないです。
カーテシランプを赤に変更する際の注意点
赤色のカーテシランプを取り付ける場合、以下のポイントに注意しましょう。
1. 走行中に点灯しないことを確認
カーテシランプは、ドアを開けたときにのみ点灯する仕様になっていることが前提です。もし、エンジンをかけた状態で常時点灯するような配線にすると、車検で不適合とされる可能性があります。
2. 赤色LEDの明るさを調整
極端に明るいLEDを使用すると、他の車両の運転を妨げる恐れがあります。控えめな明るさのLEDを選ぶか、光量を調整できるものを選びましょう。
3. 車検前に純正に戻すのも選択肢
万が一、車検で指摘される可能性が心配な場合は、車検時のみ純正の白色カーテシランプに戻すという方法もあります。カーテシランプは簡単に交換できるパーツが多いため、取り外しがしやすいLEDを選ぶと便利です。
カーテシランプの色変更に関する実際の事例
実際にカーテシランプをカスタムしたユーザーの事例をいくつか紹介します。
- 赤色LEDに変更し、問題なく車検に通過(走行中は点灯しない仕様)
- 青色LEDに変更したが、車検で指摘され純正に戻した(過度に明るかったため)
- ドアと連動する間接照明を追加し、夜間の視認性を向上(カーテシランプとの併用)
このように、取り付け方法や光量の調整次第では問題なく車検を通るケースも多いです。
まとめ:カーテシランプの赤色変更は基本的にOKだが注意が必要
カーテシランプの色を白から赤に変更する場合、基本的には車検の検査対象ではありません。ただし、以下のポイントに注意しましょう。
- ドアを開けたときのみ点灯する仕様であること
- 過度に明るいLEDを使用しないこと
- ブレーキランプと誤認されない配置・光量を調整する
- 車検前に純正に戻せるようにしておくと安心
適切な調整を行えば、赤色のカーテシランプでも車検をクリアできる可能性が高いです。安全性を確保しつつ、おしゃれなカスタムを楽しみましょう!
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