ホンダCBアコード2.0Si-T(F20Aエンジン)を所有しており、AT(オートマチック)からMT(マニュアル)への載せ替えを検討している方もいらっしゃるでしょう。本記事では、ATからMTへの載せ替えが可能かどうか、必要な部品、費用の目安、注意点などを解説します。
ATからMTへの載せ替えは可能か?
結論から言うと、CBアコード2.0Si-T(F20Aエンジン)のAT車をMTに載せ替えることは可能です。ただし、専門的な知識と技術が必要であり、作業には時間と労力がかかります。
実際にCBアコードのATからMTへの載せ替えを行った事例もあり、必要な部品や手順についての情報も共有されています。例えば、ペダルアセンブリ、クラッチマスターシリンダー、シフターアセンブリ、シフトケーブルなどが必要となります。また、AT車特有の配線処理も必要です。
必要な主な部品一覧
- マニュアルトランスミッション本体(F20A用)
- クラッチペダル、ブレーキペダル、アクセルペダル
- クラッチマスターシリンダー(CMC)
- クラッチスレーブシリンダー
- クラッチライン(フレキシブルライン推奨)
- シフターアセンブリとシフトケーブル
- フライホイール、クラッチディスク、カバー、スラストベアリング
- マニュアル用ECU(必要に応じて)
- マウント類(必要に応じてカスタムマウント)
これらの部品は、中古部品やアフターマーケットパーツとして入手可能です。例えば、Innovative MountsなどからATからMTへの変換用マウントキットが販売されています。
費用の目安
ATからMTへの載せ替えにかかる費用は、部品の調達方法や作業の依頼先によって異なります。一般的な目安としては以下の通りです。
- 部品代:10万円~20万円
- 工賃(専門ショップに依頼する場合):10万円~30万円
- 合計:20万円~50万円程度
DIYで作業を行う場合、工賃はかかりませんが、専門的な知識と技術が必要です。また、作業には数日から1週間程度の時間がかかることがあります。
注意点とアドバイス
ATからMTへの載せ替えには以下のような注意点があります。
- 法的な手続き:車検証の記載変更や構造変更申請が必要になる場合があります。事前に陸運局などで確認しましょう。
- 配線処理:AT車特有の配線処理が必要です。例えば、ATシフターの配線を加工して、車両がパーキングにあると認識させる必要があります。
- 部品の互換性:使用する部品が車両に適合するか確認が必要です。特にドライブシャフトやマウント類は注意が必要です。
- 作業の難易度:作業は高度な技術を要し、専門的な知識が必要です。自信がない場合は、専門ショップに依頼することを検討しましょう。
まとめ
CBアコード2.0Si-T(F20Aエンジン)のAT車をMTに載せ替えることは可能ですが、専門的な知識と技術が必要であり、費用もかかります。作業を行う前に、必要な部品の調達や法的な手続きについて十分に調査し、計画を立てることが重要です。また、自信がない場合は、経験豊富な専門ショップに相談することをおすすめします。
コメント