対向車を見て「アルファロメオかな?」と思ったけれど、よく見るとグリル形状が違う…そんな経験をされたことはありませんか?アルファロメオのように個性的なエンブレムを持つメーカーは複数存在し、遠目からだと混同しやすいケースもあります。本記事では、アルファロメオと似たエンブレムを持つメーカーや、アルファロメオの中でも例外的なデザインの車種があるのかを詳しく紹介します。
アルファロメオの特徴的なエンブレムとデザイン
アルファロメオは、赤十字と蛇の紋章が融合した非常に独特なエンブレムを採用しており、フロントグリルには「盾型」の逆三角形が基本デザインとして知られています。このグリル形状は「スカデット」と呼ばれ、アルファの代名詞ともいえる存在です。
例えば、ジュリアやステルヴィオなどの最新モデルもスカデットを中心としたデザインを採用しており、ファンからの支持も厚いです。
エンブレムが似ていると感じやすい車メーカー
遠目から見てアルファロメオと見間違いやすいエンブレムの車種には、以下のようなものがあります。
- MG(モーリス・ガレージ):最近復活した英国ブランド。丸型ロゴに赤系のアクセントがあり、スタイリッシュなSUV系が多く日本にも流通。
- ジェネシス(Hyundai系高級ブランド):翼を広げたようなシンボルがあり、センターグリルに丸型や盾型エンブレムが付くことも。
- BYDやNIO:中国メーカーで独自の丸型ロゴを使っており、赤や銀の配色によって似た印象を与えることも。
- フィアット:同じイタリア車で丸型ロゴ、特に旧式モデルは赤バックで似て見えることがあります。
特に最近のEV市場では、新興ブランドが似たデザイン言語を使う傾向もあり、エンブレムの判別が難しくなってきています。
アルファロメオで逆三角形グリルでない車はある?
結論から言うと、アルファロメオの市販車では基本的にすべて「逆三角形(スカデット)」のグリルがデザインに組み込まれています。ただし以下のような例外や特殊なケースは存在します。
- 古いクラシックモデル(例:ジュリエッタ スプリント初期型)ではグリル形状が小さく控えめで、遠目には逆三角形が目立たない場合があります。
- コンセプトカーや特別仕様車では一部で大胆なグリルレスデザインや、楕円や水平グリル風の処理がされることもあります。
したがって、見かけた車がアルファロメオである可能性はゼロではありませんが、「逆三角形グリル」がなければ他ブランドの可能性が高いと考えられます。
見間違いを防ぐためのチェックポイント
エンブレムを見ただけでは判別が難しいときは、以下のポイントをチェックするのがおすすめです。
- ボンネットの形状:アルファロメオは中央にエンブレムを配置した傾斜が特徴的
- ライトデザイン:シャープな三眼LEDが多い
- ナンバープレート位置:センターより若干オフセットされる配置が多い
これらの組み合わせでアルファロメオか他車かをある程度見分けることが可能になります。
まとめ:アルファロメオの魅力と他車との見分け方
アルファロメオのエンブレムは非常に個性的で、グリルの形状とセットでブランドを印象づけています。ただし、近年のEVブームや新興ブランドの台頭により、エンブレムが似通った車種も増えてきています。
「逆三角形グリル」がない車で、かつロゴが丸型や赤い配色をしている場合は、MGやBYDなどの可能性も。車名が気になる場合はスマホで即座に車名識別できるアプリを活用するのもおすすめです。
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