新車を購入する際、ただ価格や装備だけでなく、将来的な売却価格=リセールバリューも重要な視点になります。特に10年後にどの車がより高く売れるかを考えると、購入後の満足度も大きく変わります。
リセールバリューの高い車に共通する3つの特徴
リセールが高い車には明確な傾向があります。第一に信頼性。トヨタやホンダなど、壊れにくいと評価されるメーカーは再販時に人気です。
第二に需要の高さ。特にSUVやハイブリッドは長期的に安定した需要があります。第三にパーツの入手性や整備のしやすさも影響します。
新車価格250万円以内の代表的な高リセールモデル
2025年現在、予算250万円で購入可能な車の中で、リセール価値が高いと予想されるモデルには以下が挙げられます。
- トヨタ ヤリスクロス(ハイブリッド)
- スズキ ジムニー(XCグレード)
- ホンダ フィット e:HEV
- マツダ MAZDA2(ガソリンモデル)
これらはいずれも中古車市場でも根強い人気があり、メンテナンス性や燃費性能も好評価です。
10年後でも価値が落ちにくい車種の選定基準
10年後の価値を維持しやすい車を選ぶには、以下のようなチェックポイントが役立ちます。
- グレード選定(ベーシックより中〜上位グレードが人気)
- カラー(白・黒・シルバーは再販時に有利)
- ハイブリッド車・4WD仕様は需要が安定しやすい
特にジムニーは「軽なのにオフロード性能が本格的」というニッチな需要があり、10年落ちでも高額査定が付きやすいことで知られています。
実際の査定例:ヤリスクロスとジムニー
例えば2020年式のヤリスクロス(Zグレード・ハイブリッド)は、5年経過しても中古車市場で180万〜200万円前後の査定が付いていることもあり、耐久性と人気の高さがうかがえます。
一方、ジムニーは10年落ちでも状態が良ければ100万円以上で取引される例もあります。趣味性が高くモデルチェンジの周期が長いことも影響しています。
維持費・経年劣化も見越した選択を
リセールバリューだけでなく、維持費も含めて車選びをすることが重要です。ハイブリッド車は燃費が良い反面、バッテリー交換など将来的に高額なメンテナンスが必要になる可能性もあります。
また、10年後に「修復歴あり」や「過走行」となると大きく価値が下がるので、普段の乗り方や保管方法もリセールに影響します。
まとめ:10年後の価値を意識した車選びが資産を守る
250万円以内で買える車の中でも、将来的な売却価格を見越した購入は、家計の大きな助けになります。ジムニーやヤリスクロスのように、人気が継続する車を選び、メンテナンスも丁寧に行うことで、10年後の査定額に大きな差が生まれます。
価格だけでなく、再販時の価値も含めて考えることが、賢い車選びにつながります。
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