新車や未使用車で購入したばかりの車から異音が聞こえると、不安になりますよね。特に「ゴロゴロ」「ゴー」といった摩擦音のような音が、停車中やバック時には消え、走行中のみ聞こえる場合、いくつかの原因が考えられます。本記事では、スズキ・ハスラーに限らず軽自動車全般で起こり得る異音の要因と、それに対する対処法を解説します。
■ 走行中の異音が聞こえる原因は?
まず疑うべきは「タイヤまわりの異物巻き込み」です。草地などに車を停めた後から音がする場合、車の下部やタイヤハウスに草木や小石が絡まっている可能性があります。
また、未使用車であっても長期間屋外保管されていた場合、ブレーキローターに錆が発生して「ゴー」という音を発することがあります。これは走行中に錆が落ちることで自然に解消することもあります。
■ 室内のほうが音が強く聞こえる理由
異音の発生源が車内でより大きく聞こえる場合、駆動系・エンジンルーム・足回りなど、ボディの内部から発している可能性が高いです。特にハイブリッドモデルなどは、モーター音やベルト系の異常も音の要因になります。
音の種類によっては「CVT(無段変速機)の作動音」であるケースもあります。CVT車特有のベルトの動作音は、摩擦音に近く、特に低速で聞こえやすいのが特徴です。
■ 異音チェックのポイントと確認方法
以下のようなチェックを行うことで、ある程度異音の原因を特定できます。
- 車をジャッキアップし、タイヤや下回りに異物が絡まっていないか確認
- ボンネットを開けて、ファンベルトやパーツの緩みがないか確認
- 車をゆっくり走らせ、速度や状況で音が変化するかどうか観察
- エアコンのオンオフやギアポジションで音の変化をチェック
これらのチェックをしても異常が見つからない場合は、ディーラーでの点検が安心です。
■ ディーラーへの相談は早めに
購入後1ヶ月以内の不具合は「初期不良」の可能性もあるため、スズキ正規ディーラーに早めに相談することをおすすめします。保証期間中であれば無償修理の対象となるケースも多く、自己判断で放置してしまうと悪化や修理費負担のリスクが高まります。
特に車両の中央からの異音であれば、プロペラシャフトやサスペンション系の問題も疑われます。重大な故障につながる前に、専門家の診断を仰ぎましょう。
■ 異音を放置しない重要性
軽微な異音でも、時間の経過とともに重大なトラブルに発展する場合があります。たとえば、ベアリングやハブの摩耗が進行すれば、走行中に異常振動や操縦不能になる危険もあります。
「少し様子を見てから…」ではなく、「早めに点検へ」が安全なカーライフへの第一歩です。
■ まとめ:早期発見・早期対応が安心のカギ
未使用車であっても、異音が発生する可能性はゼロではありません。購入後すぐの異音は、保証でカバーされる可能性が高いため、迷わずディーラーや整備工場へ相談しましょう。
原因が軽微なものであれば安心できますし、仮に重大な不具合であっても早期に対処することで安全性を保てます。快適なカーライフのためにも、異音には敏感に反応し、積極的にメンテナンスしていくことが大切です。
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