新型40系アルファードを検討中または納車待ちの方の中には、走行中の動画視聴について気になっている方も多いのではないでしょうか。特にAmazonプライムビデオなどのVODを家族で楽しみたい場合、ディスプレイオーディオの仕様や追加機器の必要性を理解しておくことが重要です。
純正ディスプレイオーディオの仕様と走行中の制限
トヨタの40系アルファードに搭載される純正ディスプレイオーディオは、安全性の観点から、基本的に走行中の映像再生(テレビや動画アプリ)は制限されています。これはドライバーの視界妨げや注意散漫を防ぐための措置です。
停車中は動画視聴が可能でも、走行中は再生できない仕様が多く、純正ナビではなくてもこの制限があるのが一般的です。
TVキャンセラーの活用とその注意点
走行中でも動画やテレビを視聴できるようにするには「TVキャンセラー(テレビキット)」というパーツを後付けする方法が一般的です。ただし、40系アルファード向けのTVキャンセラーは発売されたばかりで、一部に動作不良や誤作動が報告されています。
不具合の内容には、「ナビのフリーズ」「ステアリングスイッチが効かない」などがあり、慎重な製品選定と信頼できる業者での取付が推奨されます。
Fire TV Stickを利用する方法と接続手順
30系ヴェルファイアのように、HDMIポートが利用できる仕様であれば、Fire TV Stickを接続してAmazonプライムなどの動画を視聴することも可能です。ただし、40系アルファードではHDMI入力端子がメーカーオプションの「HDMI端子+USB Type-C」設定になっており、非搭載車では別途HDMI入力対応キットが必要となるケースがあります。
使用方法は以下の通りです。
- Fire TV StickをHDMI端子に接続
- 車載Wi-Fiやスマホのテザリングでネット接続
- USBポートから電源供給(必要ならシガーソケット用アダプター)
この方法でも、走行中に視聴する場合は別途TVキャンセラーが必要となります。
ディーラーの見解と自己責任の範囲
基本的にディーラーでは、走行中の動画視聴に関するカスタマイズ(TVキャンセラー等)は推奨しておらず、対応していないケースがほとんどです。そのため、後付けは自己責任で行うことになります。
また、キャンセラーの取り付けによってディスプレイオーディオの保証対象外になる可能性があるため、保証内容の確認も忘れずに。
社外モニターやリアモニターでの視聴という選択肢
同乗者の快適性を重視するのであれば、走行中の視聴はフロントディスプレイではなく、後席モニターを使う方法も検討できます。メーカー純正のリアシートエンターテインメントシステムや、社外モニターを設置することで、安全性と利便性の両立が可能です。
この場合も、Fire TV Stickをモニターに直結するだけでアマプラなどのVODを楽しむことができます。
まとめ:快適な車内動画環境の構築は慎重な判断を
40系アルファードで走行中に動画を楽しむには、ディスプレイオーディオの仕様、TVキャンセラーの導入、Fire TV Stickの活用など、複数の要素を検討する必要があります。安全性や法令順守も踏まえ、必要に応じてプロショップに相談するのがおすすめです。最新の機能をうまく活かしながら、快適で安全なカーライフを実現しましょう。
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