ホンダの純正ナビ「VXU-185NBi」を中古車で手に入れたユーザーが直面する課題の一つが、インターナビ通信機能の対応状況です。特に旧来の3G回線に対応した通信USBが廃止された現在、どのようにインターナビを再び利用できるのか疑問に思う方も少なくありません。この記事では、インターナビUSBのアップデート方法と、メルカリなどで出回る4G USBの注意点について解説します。
インターナビ通信の基本構造と現状
ホンダのインターナビは、従来3G回線を使ってリアルタイムの交通情報や天気、目的地の天気予報などを提供していました。しかし、2022年に3Gサービスが終了したことにより、旧式USB通信機(3G版)は通信できなくなりました。
これに代わり、ホンダは4G通信に対応した「インターナビ・プレミアムクラブ USB通信機」を新たに提供しています。このUSBは車種やナビ型番に応じて適合があるため、単純な差し替えでは利用できないケースがあります。
VXU-185NBiで4G USBは使える?
結論から言えば、VXU-185NBiは4GインターナビUSBに対応しており、有償で交換が可能です。ディーラーにて適合するUSB通信機を購入・登録する必要があり、費用はおおよそ33,000円(税込)が相場となっています。
メルカリなどで見かける中古の4G対応USBを購入したとしても、そのUSBが他の車両情報と紐づいて登録されている場合は、再利用できない可能性が高いです。ホンダでは通信機の再登録はセキュリティの観点から制限されていることが多いため、自己判断での購入はリスクがあります。
ディーラーでの対応手順と必要な情報
正規の4G USB通信機に交換する場合、ディーラーでは以下の手順で対応します。
- 車台番号(VIN)からナビ型番を確認
- 適合する通信機の在庫確認と注文
- USB通信機を車両に接続・登録作業
- 動作確認・インターナビサービスの有効化
交換作業自体は15〜30分程度で終わるケースが多いですが、混雑具合によっては予約が必要な場合もあります。
中古USBの使用リスクと実例
中古で4G USBを購入して接続しようとしたが、通信が確立せず、ディーラーに持ち込んだ結果「再登録ができないUSBだった」と診断された例があります。このようなケースでは最終的に正規の新品USBを再購入する必要が生じ、かえってコストが増すことになります。
また、ホンダが公式に提供しているインターナビのアップデート情報はこちらのページで随時確認できます。
4G化以外の選択肢も検討しよう
もしインターナビを利用する頻度が少なく、基本的なナビゲーションとBluetooth接続だけで問題ない場合、無理に4G通信にアップグレードする必要はありません。スマートフォンのテザリングで代替できる場面も多くなっています。
また、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応していれば、スマートフォンのナビアプリでリアルタイムの交通情報も利用可能です。自分の使い方に応じて、投資価値を冷静に見極めることが大切です。
まとめ:VXU-185NBiユーザーが取るべき最適な対応
VXU-185NBiのインターナビを再び利用したい場合、4G対応USBをディーラー経由で正規に入手するのがもっとも確実で安全な方法です。中古品は利用不可の可能性が高く、動作保証もありません。3万円台の出費にはなりますが、安心とサポートを得ることができます。自分の利用スタイルやニーズに合わせて、導入するかを慎重に判断しましょう。
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