愛車の足元を彩るRAYSのF6 Boost(セミグロスブラック)は、見た目の美しさと性能を兼ね備えた人気のホイールですが、日々の使用で鉄粉やブレーキダストが蓄積しやすいパーツでもあります。この記事では、塗装を傷めずに美観を保つための正しい洗浄方法や、鉄粉除去剤の使い方について詳しく解説します。
F6 Boostの塗装とその特性を理解する
F6 Boostのセミグロスブラック塗装は、光沢とマットの中間にあたる仕上げで、細かな凹凸があるため、通常のグロス塗装に比べて汚れが付着しやすい傾向があります。RAYS公式ではこの塗装面への影響を考慮し、中性洗剤のみの使用を推奨しています。
つまり、酸性・アルカリ性の強い洗剤や溶剤は、塗装の艶や密着性に影響を与えるリスクがあるため、基本的には避けるべきです。
鉄粉除去剤は使えるのか?
結論から言うと、鉄粉除去剤の中でも中性タイプであれば使用可能なものがあります。ただし、すべての製品がセミグロス塗装に対応しているわけではないため、必ず製品の説明書に「ホイール対応」「中性」「塗装面にも安全」と記載があることを確認してください。
実際に多くのユーザーが使用している製品としては以下のような例があります。
- ソナックス(SONAX) フォールアウトクリーナー:中性タイプでホイール塗装にも優しい。
- シュアラスター 鉄粉クリーナー:中性で泡立ちがよく、鉄粉を紫色に反応させて除去。
安全な鉄粉除去の手順
鉄粉除去剤を使用する際には以下の手順で行うと安心です。
- ホイール表面の砂やホコリを水で洗い流す
- 鉄粉除去剤をスプレーし、2~3分反応させる(紫色に変化)
- 柔らかいスポンジやホイールブラシで軽くこする
- すぐに大量の水でしっかり洗い流す
- 必要であれば中性カーシャンプーで再度洗浄
高温時や直射日光下での使用はNGです。乾燥すると塗装面を傷める原因となりますので、日陰や夕方など涼しい時間帯に作業しましょう。
やってはいけないNG行為
F6 Boostの塗装を守るために、次のような行為は避けてください。
- 高圧洗浄機を至近距離から直接吹きかける
- 鉄粉除去剤を長時間放置する
- 研磨剤入りのスポンジや金属ブラシを使う
- アルカリ性や酸性のホイールクリーナーを使う
塗装面が白っぽくなる・光沢がなくなるなどのトラブルが発生してしまう場合があります。
定期的なメンテナンスで長く美しく
鉄粉の除去は3~4か月に1度程度を目安に行い、普段は中性カーシャンプーで洗浄するだけでも清潔感を保てます。洗車後にはホイール専用のコーティング剤を使うと汚れの付着を抑えられ、次回の洗浄が格段に楽になります。
また、ホイールクリーニング専用の柔らかいブラシを使うことで、塗装面を傷つけずに汚れを落とせます。ホイール専用ブラシは1000円前後から手に入ります。
まとめ:塗装を守りながら鉄粉除去を成功させるには
RAYS F6 Boostのような高品質なホイールは、正しい方法でメンテナンスすれば長く美しい状態を保つことができます。鉄粉除去剤を使用する場合は、必ず中性タイプを選び、使用方法を守ることが大切です。中古ホイールであっても、丁寧なケアをすることで新品同様の美観が蘇ることもあります。愛車の足元から輝きを取り戻しましょう。
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