カスタムにこだわるライダーにとって、エキパイの材質や焼け色の表現は見た目にも大きなポイントです。CB400SFの純正エキゾーストパイプがステンレスかどうか、またチタン焼き風の青焼けは可能なのかについて詳しく解説していきます。
■CB400SF純正エキパイの材質は?
CB400SF(スーパーフォア)の純正エキパイは、モデルにより仕様が異なる場合がありますが、2008年以降のモデルではステンレス製が標準採用されています。
ステンレスは耐腐食性に優れ、排気熱に強く、適度な光沢感を持っているため、コストと性能のバランスが取れた素材として多くのバイクで採用されています。
■チタン焼き風の青焼けはステンレスでも可能?
結論から言えば、ステンレスでも青焼け(チタン風)を再現することは可能です。これは表面の酸化被膜によって光の干渉色が変化することで起こる現象です。
バーナーなどで適切な温度(約300~600℃)に加熱すると、金色→紫→青→水色の順に色が変わるため、狙った色味に仕上げることができます。ただし、チタンに比べると色味の鮮やかさや変化の幅は若干劣ります。
■実際に焼き入れする際のポイント
- 使う道具:家庭用トーチバーナーでも可能ですが、プロパンバーナーのほうが温度管理しやすいです。
- 下処理:表面の汚れや油分をパーツクリーナーでしっかり除去。汚れがあるとムラになります。
- 加熱はじっくり:一気に熱を加えず、色が変わるのを見ながら少しずつ焼き入れるのがコツです。
焼き色を均一にするには、エキパイを取り外して作業するのが理想です。
■注意点とリスク
・温度管理が難しい:加熱しすぎると焼けすぎて黒ずむ、またはステンレスの強度が落ちる場合があります。
・再調整は不可:焼き色は一度つけると戻すのが困難です。慎重な作業が求められます。
・車検対応:一部マフラーの改造や焼き色は外観変更と判断される場合があるため、明らかな色焼けがあると車検時に指摘されることも稀にあります。
■チタン風にする別の手段:焼き色塗装という選択肢
焼き入れではなく、耐熱カラーのグラデーション塗装でチタン風焼け色を再現する方法もあります。市販の耐熱塗料(ブルーパープルなど)を重ねてスプレーし、徐々に焼け色を表現するテクニックです。
焼きミスの心配も少なく、再塗装も可能なので、DIY初心者にもおすすめです。
■まとめ:CB400SFの純正エキパイはステンレス、焼き色加工も可能!
・CB400SFの純正エキパイはステンレス製(主に後期モデル)
・バーナーでの加熱によりチタン風の青焼けは可能
・正確な温度管理と事前のクリーニングが重要
・焼き色塗装での再現も安全かつ簡単な代替手段
焼き色カスタムは見た目の個性を高めるだけでなく、バイクに愛着がわく工程でもあります。正しい手順で、安全にカスタムを楽しみましょう。
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