車好きのなかには「メッキパーツが嫌い」という方も少なくありません。ギラギラとした加飾が苦手で、むしろ無骨で落ち着いたスタイルに惹かれるという声も多くあります。この記事では、メッキ嫌いな人が好む傾向のある車種やデザインの特徴を紹介しつつ、具体的な車名やカスタムの方向性についても掘り下げていきます。
メッキ嫌いの人が求める車の特徴とは
メッキ嫌いな方の多くは「控えめな外観」や「質実剛健なデザイン」を好みます。外観だけでなく、内装にも派手さより機能性を重視する傾向があります。
特に好まれるのは、ブラックアウト仕様・マットカラー仕上げ・樹脂パーツむき出しのバンパーやグリルなど。こうした要素は、クールで落ち着いた印象を与えるため、メッキを避けたい人に刺さるポイントです。
代表的な“アンチメッキ向け”車種の実例
たとえば、スズキ・ジムニーはその典型例。標準仕様でもメッキをほとんど使っておらず、無骨で実用的なスタイルが特徴です。
また、トヨタ・ランドクルーザー70やプロボックス(営業車グレード)などもメッキレスな印象が強く、硬派なデザインを好む層に支持されています。
輸入車では、ジープ・ラングラーの「ルビコン」グレードや、ボルボのダークテーマパッケージなども、メッキ控えめな仕様で人気です。
メッキを避けるならカスタムで“ブラックアウト”
メッキ部分がある車でも、「ブラックアウトパーツ」や「マットブラック塗装」によって印象を大きく変えることが可能です。
実際、トヨタ・ハイエースや日産・エルグランドなどの大型車では、エンブレム・グリル・ドアノブなどをブラックに変更するカスタムが人気です。メーカー純正オプションでも「ブラックエディション」系が増加傾向にあり、需要の高まりを感じます。
無骨志向が強い層は内装もシンプルが好み
メッキ嫌いな人は、内装にも「キラキラ」「テカテカ」した素材より、布や合皮、ソフトパッド、マット系のパネルを好む傾向があります。
そのため、質感より操作性や耐久性を優先した「商用車グレード」や「ミリタリーテイストの車種」にも魅力を感じる人が多いです。こうした内外装トータルでの統一感が、メッキレス志向の本質といえるでしょう。
あえてのクラシックモデルや旧車も選択肢
現代車では少ないものの、1990年代以前の車種には、そもそもメッキパーツがほとんど使われていない車も多く存在します。特に、トヨタ・初代RAV4、ホンダ・シティ、いすゞ・ビッグホーンなどは、直線的かつシンプルなデザインで人気です。
旧車を選ぶことで“メッキゼロ”を実現し、個性的なカーライフを楽しむ人も増えています。ただし維持や整備には注意が必要です。
まとめ:無骨・質実剛健なデザインが好まれる
メッキ嫌いな人に共通するのは、「実用性重視」「落ち着いたトーン」「ギラつきを避ける美学」。
- ジムニーやプロボックスなどの素地樹脂スタイル
- ブラックエディションなどの特別仕様車
- ブラックアウトカスタムによるメッキ除去
- シンプルな旧車スタイル
こうした選択肢を通じて、自分の好みに合ったクルマ選びがきっと見つかるはずです。見た目は主張しすぎず、でも自分らしさはしっかりと——そんなカーライフを求める方に、この記事が参考になれば幸いです。
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