スーパーカブ50は長年にわたり日本のバイクシーンを支え続けてきた名車ですが、特にAA01とAA04は比較されることが多いモデルです。どちらも優秀な車体ですが、選ぶうえで押さえておきたいポイントを整理してご紹介します。
AA01型スーパーカブ50の特徴
AA01は1999年〜2012年ごろに生産されたスーパーカブで、国内生産という点が大きな魅力のひとつです。
耐久性や整備性の面で高く評価されており、「壊れにくさ」や「古き良きキャブ車の味わい」を重視する人に人気です。
また、パーツの流通量が多いため、メンテナンスしやすく、カスタムベースとしても優れています。
AA04型スーパーカブ50の特徴
AA04は2012年頃から生産が始まり、FI(フューエルインジェクション)化されたことで始動性や燃費性能が向上しました。
また、メーターにガソリン残量計が搭載されたことや、ライトの明るさが向上したことも実用性の面で大きなメリットです。
生産拠点が海外(中国またはタイ)に移ったことで「中華製」というイメージがありますが、品質自体はホンダの基準を満たしています。
AA01とAA04の比較表
項目 | AA01 | AA04 |
---|---|---|
生産国 | 日本 | 海外(中国・タイなど) |
始動方式 | キャブレター | FI(インジェクション) |
燃費性能 | やや劣る | 優れる |
ライト性能 | 暗め | 明るい |
ガソリン残量計 | なし | あり |
整備のしやすさ | 高い | やや劣る |
どちらを選ぶべきか?
「実用性」を重視するならAA04がおすすめです。特に通勤や買い物などで日常的に使いたい人には、FI車の始動性や燃費、ガソリン残量計といった装備が心強いポイントです。
一方、「整備のしやすさ」や「古き良きバイクの乗り味」を求める人、またカスタムを楽しみたい人にはAA01が向いています。
また、パーツ供給やリセールを重視する人も、AA01を選ぶ価値があります。
気になる「中華製」の不安について
AA04に対する「中華製で品質が悪いのでは?」という意見もありますが、実際にはホンダの品質基準を満たす生産体制が整っており、トラブルも報告数は少ないです。
ただし、海外生産モデル特有の「部品の個体差」や「細かい作り込みの違い」が気になる人は、試乗や現車確認をしてから購入を検討すると安心です。
実際にどちらを選んだ人が多い?
口コミやレビューでは、AA04の利便性に惹かれて選んだという声が多く、一方で「バイクらしさ」を求めてAA01を選ぶ人もいます。
どちらも優れたモデルなので、使い方・価値観・今後のメンテナンス方針によって決めるのがよいでしょう。
まとめ
スーパーカブ50のAA01とAA04は、それぞれに魅力があるモデルです。燃費や装備を重視するならAA04、整備性や乗り味を求めるならAA01がおすすめです。
どちらも走行距離5000km以内ならコンディションも良いはずなので、あとは自分の使い方と感覚に合う方を選びましょう。
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