道路工事中の「白い紐」は何？バイクで遭遇したときの正しい対応と注意点

道路工事現場で作業員が「白い紐」のようなものを使って何か作業をしている場面に遭遇したことがある方は少なくありません。特にバイクに乗っていると、そのような物に接触するのではと不安になることもあります。この記事では、その正体や意味、バイクで通過する際の適切な対応について詳しく解説します。

工事現場でよく見る「白い紐」の正体とは

工事現場で張られている「白い紐」は、多くの場合マーキング用のガイドラインや道路ライン引きの基準線として使われるものです。特に新たに白線を引いたりラインを補修したりする際、まっすぐな線を引くためにテンションをかけてピンと張った状態で使用されます。

また、ガイドロープのようにして作業員同士で位置や幅を共有するための目印として使われることもあります。

バイクで走行中に、白い紐が自分の進行方向を塞ぐように張られている場面に出くわした場合、無理に突っ込まず停止する判断は正解です。

実際、張られている紐が低かったり弛んでいたりすると、バイクのハンドルやミラーに引っかかって事故につながる恐れもあるため、安全確認が最優先です。

バイクは自動車に比べてバランスを崩しやすいため、路面や障害物に対して慎重になるのは当然です。紐状のものに対して「怖い」と感じて立ち止まったという判断は、安全意識が高い証拠であり、決して「ビビリ」ではありません。

むしろ、無理をして通過して転倒するリスクを冒す方が危険です。

作業員が紐を張っているということは、その範囲での作業が進行中であり、一時的な通行止めや注意喚起の意味を持っている場合もあります。基本的には作業員の指示に従うのが原則です。

状況によっては「どうぞ」と通行を促してくれる場合もありますが、それまでは停止して待つのが無難です。

あるライダーは、夜間に道路補修のライン引き作業中の現場で、ライトに反射して光る白い紐が見えたため、すぐに停止。後続車に追突されないようハザードを出し、作業員に通行可否を確認してから進んだといいます。このような対応が理想的です。

道路上で見慣れない物体や状況に出会ったとき、無理をせず止まることは安全運転の基本です。特にバイクは些細な接触でも転倒のリスクがあるため、慎重すぎるくらいでちょうど良いのです。今後も「何かおかしい」と感じたときは、自信を持って立ち止まる勇気を持ちましょう。