スカイラインハイブリッド(HV37型)は、3.5L V6エンジンと電気モーターのハイブリッドシステムを搭載し、スポーティで実用的な走りを両立した高性能セダンとして注目されています。本記事では、その合計トルク値と同程度の輸入車も併せて紹介し、比較しやすいよう解説します。
スカイラインハイブリッドの総トルクはどれくらい?
HV37型スカイライン350GTハイブリッドは、VQ35HR 3.5L V6エンジンが350N・m/5,000rpm、電動モーターが290N・m/1,770‑2,000rpmを発揮します。
両者を組み合わせたシステム総トルクは約570N・m(2,000rpm時点)となり、エンジンとモーターの特性が活かされた力強い加速を実現しています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
なぜ合計トルクが単純加算できるの?特性の違いを理解
実際には、エンジンとモーターの回転特性が異なるため、単純な足し算では精密ではありませんが、スカイラインの場合、メーカー公表のシステム総トルク570N・m@2,000rpmは明示的に公表されています。
これはHVシステムの制御とトルク配分設計によるもので、実用領域でのトルクを最大限活用できるよう設計されているため、「同等出力帯域の比較」に使いやすい目安になります。
同程度トルクの輸入車は?代表的なモデルをピックアップ
- インフィニティ Q50 ハイブリッド(同平台):エンジン+モーターで合計約360hp/570N・m。
- BMW 540i xDrive(ガソリンターボ 3.0L直6):トルク約650N・m(ブースト時ピークトルク)。
- メルセデスE450 4MATIC(3.0L直6マイルドハイブリッド):約500N・m+マイルドモーター加算で550〜600N・m程度。
これらはいずれも高出力・高トルク志向のモデルで、HV37スカイラインのトルク感と似た領域に位置しています。
実用視点でのトルク比較:走りの印象がどう違う?
スカイラインHVは、低回転から中回転にかけてスムーズかつ力強い加速が魅力です。エンジン単体では得られない“モーターアシスト特有の瞬間トルク”が発進や中速加速で強力に効いてきます。
一方、輸入車のターボモデルは高トルクながらも、加速の応答性や“立ち上がりでのトルク感”に差が出るケースもあります。
まとめ:570N・mという指標から選ぶ車選び
◆スカイライン350GTハイブリッドは、モーターとV6エンジンの協調により最大約570N・mのシステム総トルクを実現し、日常からスポーツ走行までオールラウンドに対応しています。
◆同等トルク帯の輸入車(BMW、メルセデス、インフィニティ)も選択肢に入り、車選びでは「トルク特性と加速フィール」が重要な比較ポイントになります。
パワートレインの違いを理解し、自分に合った“力強さ”と“レスポンス”を味わえる一台を選んでください。
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