バイクの納車はライダーにとって大きなイベント。特に初バイクであれば、その瞬間のワクワク感もひとしおです。しかし「納車されたバイクをそのまま60km走って帰るべきか?それとも輸送を頼むべきか?」というのは、初心者ほど悩みやすいポイントです。ここではバイク歴が浅い方や、運転にブランクがある方に向けて、自走と輸送のメリット・デメリットや判断基準をわかりやすく解説します。
2ヶ月ぶりの運転で60km走行するリスクとは
一見すると「60kmくらいなら大丈夫」と思われがちですが、バイクの操作感や道路状況に慣れていない状態では、長距離の自走は集中力の消耗と事故リスクが高くなります。
特に初めてのバイクの場合、車体の重量感・ブレーキの効き方・アクセルレスポンスなどが前に乗っていたバイクと異なるため、想定以上に気を遣うことになります。
輸送を選ぶメリット
輸送サービスを利用すれば、納車後に長距離を走行する負担を避けられます。特に以下のようなケースではおすすめです。
- 運転にブランクがある(1ヶ月以上)
- 納車日は雨予報や強風などの悪天候
- バイクの仕様にまだ慣れていない
- 新車で最初の傷を絶対に避けたい
料金相場は地域や距離によりますが、60km圏内なら1万円台〜2万円程度で対応してくれる業者もあります。
自走を選ぶ際に意識したいポイント
もし「やっぱり自分で運転して帰りたい!」という気持ちが強ければ、以下のような準備を整えてから出発しましょう。
- ルート確認:大通りを避け、安全な道をGoogleマップ等で事前確認
- 休憩スポット:30kmごとに休めるコンビニや道の駅を把握
- 装備:グローブ・フルフェイス・プロテクターなど安全装備を忘れずに
- 気象条件:風速5m以上や降雨時は延期も視野に
また、自信がない場合は一緒に走ってくれる経験者と同行するのも非常に有効です。
輸送業者の選び方と予約のコツ
輸送を依頼する際は、バイク専門の業者を選ぶことが大切です。例として。
こういった業者は専用トラックや固定器具を使っており、安心して任せることができます。予約は納車日の1週間前までに済ませておくとスムーズです。
体験談:自走で帰った初心者の声
例:教習所卒業後2ヶ月ぶりに納車を迎えた大学生のAさんは「最初は緊張したが、途中で腕が疲れて集中力が落ちた。次は輸送を頼むと思う」と話します。
一方で「どうしても最初の走り出しを体験したかった」と、万全な装備と下調べで無事帰宅したケースもあります。
まとめ:自走と輸送、どちらが正解かは「今の自分」に聞こう
60kmの道のりを初バイクで自走するか輸送を頼むか——これは人それぞれの経験値と体調、当日の環境で判断すべきです。少しでも不安があるなら、プロに任せるのは大人の選択。納車の喜びがストレスに変わらないよう、最適な方法を選んでください。
コメント