中古車購入時に「少しだけレギュラーを入れておきました」と言われたら不安になりますよね。特にその車が“ハイオク指定車”であればなおさらです。マークX120系も一部グレードがハイオク仕様となっており、誤ってレギュラーガソリンを給油した場合の影響が気になるところです。
マークX120系はハイオク指定車?
マークX120系(2004〜2009年)は、特に「250G」「300G」などのグレードによって燃料の指定が異なります。
例えば、300Gに搭載されている3GR-FSEエンジン(3.0L)は基本的にハイオク指定です。一方、250Gに搭載される2.5Lのエンジンは車両によってレギュラー可とされることもありますが、マニュアル上で「無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)」と明記されていれば、ハイオクが基本です。
レギュラーを入れてしまったらどうなるのか
少量であれば大きな問題が起きることは稀ですが、エンジンの性能を最大限に発揮できず、ノッキング(異常燃焼)や燃費の悪化、加速力の低下などが発生する可能性があります。
例えば、満タン60Lのタンクに5Lだけレギュラーを入れた程度であれば、すぐにハイオクを補充すればほぼ問題ありません。ただし、この状態が繰り返されるとエンジン内部のカーボン堆積やトラブルの原因になり得ます。
今すぐにできる最善の対応
対応1:可能な限り早くガソリンスタンドでハイオクを満タンにしましょう。少量のレギュラーなら薄まって影響を最小限にできます。
対応2:その後しばらくはエンジンに負荷をかけないように注意して運転を続けましょう。
対応3:念のため次回の点検時に燃料系統やエンジンの状態を確認してもらうと安心です。
「自己流判断」での給油には注意
販売店の中には「レギュラーでも大丈夫です」と曖昧な説明をするところもありますが、信じてしまうと結果的に車を傷めることにもなりかねません。
必ず取扱説明書や車検証を確認し、正しい燃料を使用することが重要です。
万が一、説明と違う燃料でトラブルが起きた場合でも、販売店に補償を求めるのは難しいケースがほとんどです。燃料の種類は運転者自身の責任とみなされることが多いためです。
長期的に見るとハイオク指定車にはハイオクを
ハイオクガソリンには洗浄成分が多く含まれており、エンジン内部のカーボン堆積を防ぐ効果があるため、車の寿命を延ばす意味でもハイオク使用が推奨されます。特にマークXのような高出力セダンでは、性能を最大限に活かすためにもハイオクが理想です。
「数円の違い」で燃料代を節約しても、長期的にエンジン修理が必要になれば本末転倒です。
まとめ
マークX120系がハイオク指定車であれば、基本的にレギュラーガソリンの使用は推奨されません。ただし、少量の誤給油であれば早期対応(ハイオク補充)で十分リカバリー可能です。
愛車を長持ちさせたいなら、正しい燃料を選ぶことが一番のメンテナンスになります。
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