バリオスII(ZR250B)に軽スロ(ハイスロ)を取り付ける際に重要になるのが、適切なスロットルワイヤーの長さです。この記事では、カスタムに最適なワイヤーの長さ選びや注意点、実際の装着例まで詳しく解説します。
純正ワイヤー長と軽スロ化での注意点
バリオス2の純正スロットルワイヤーの長さは、約970mm(引き側)・990mm(戻し側)とされています。軽スロキットを導入する場合、この長さが基準となります。
軽スロキット(ハイスロ)は一般的にスロットルホルダーが小型化されるため、取り回しが変わり、純正ワイヤーだとやや長すぎる・取り回しに余裕がなくなるといった問題が発生する可能性があります。
よく使われるワイヤー長の目安
軽スロ用に適合するとされる社外スロットルワイヤーの長さは、900〜950mm前後がよく選ばれています。
たとえば、「ACTIVE製ハイスロキット Type-2 + バリオス2用ワイヤー」の組み合わせでは、約930〜950mm前後が多く採用されており、操作性と取り回しのバランスが良いと評判です。
ハンドルやポジションによる調整も重要
ハンドル交換やアップハン化など、ライディングポジションが変わると必要なワイヤー長も変わります。アップハンドルにしている場合は+20〜30mm程度長いものを選ぶと良いでしょう。
逆にセパハンにしている場合は短めのワイヤーで十分な場合があるため、ハンドル周りの構成を先に決めておくのがポイントです。
ワイヤー選びの実例
- ノーマルハンドル + ACTIVE製ハイスロ → 約940mmのワイヤーで問題なし
- セパハン化 + 小径ホルダー → 約900mmでもOK
- アップハン化 + ハイスロ → 980mm前後を選ぶと取り回しに余裕が出る
なお、取り付けには多少の調整(取り回し変更やタイコ部加工など)が必要なケースもあるため、プロに相談するか、寸法調整できるアジャスター付きのワイヤーを選ぶと安心です。
社外品購入時のチェックポイント
- タイコの形状(純正と同じであるか)
- ワイヤーの先端・アウター長・インナー長
- ホルダーとの対応性(メーカー公式の適合表を確認)
メーカーによっては「バリオス2専用」として販売しているハイスロ用ワイヤーキットもあるので、安心して使いたい方はそれらを選ぶのもおすすめです。
まとめ
バリオス2に軽スロを導入する際のワイヤー長は、標準的には900〜950mm前後が目安です。ハンドルや使用するハイスロキットの種類によっても異なるため、正確な選定が重要になります。
安心して作業したい方は、バリオス2対応と明記された商品を選ぶか、バイクショップでの取り付けを依頼するのがベストです。
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