ヴェルファイア20系前期におけるワイトレ調整とツライチ化のポイント|フロント30mm化の可否と注意点

カスタマイズ

愛車のスタイルアップにおいて「ツライチ化」は人気のカスタムポイントです。特にヴェルファイアのような大型ミニバンでは、見た目と走行性能のバランスが重要になります。この記事では、20系前期型ヴェルファイア3.5Lのホイールスペーサー(ワイトレ)調整に焦点をあて、前後バランスや干渉リスクなどの判断ポイントを詳しく解説します。

ツライチとは何か?理想的なホイールの出面とは

「ツライチ」とは、タイヤの外側(フェンダーアーチ)とホイール外面が面一(つらいち)になる状態を指します。見た目の迫力が増すためドレスアップ目的で行われます。

ただし、過度なツライチは保安基準に違反したり、タイヤとフェンダーが干渉する恐れもあるため、安全性や実用性も考慮して行うことが大切です。

リアは20mmワイトレでツライチ、フロントが引っ込んで見える理由

リアは20mmスペーサーでフェンダーと面一になった一方、フロントは車両構造的にインセットが高めに設計されているため、同じ20mmでは引っ込み気味に見えます。これはヴェルファイアやアルファードの多くに共通する傾向です。

そのため、フロントだけスペーサーを厚くするという手法が一般的です。

30mmワイトレに変更するとどうなるか?

フロントのワイトレを30mmに変更すれば、理論的には20mmよりもさらに外側にホイールが出るため、ツライチに近づく可能性があります。ただし、現状のホイールオフセットが不明な場合、正確なシミュレーションはできません。

目安として:

  • フェンダーから10mm以上余裕があるなら30mmは収まる可能性が高い
  • 現在が20mm装着で明らかに引っ込んで見える場合は30mmで改善が見込める

いずれにせよ、ホイールのオフセット(ET)とリム幅を確認したうえでの判断が望ましいです。

ハンドルを切った際の干渉リスクと対策

フロントに30mmスペーサーを装着すると、切れ角時にタイヤのインナーがフェンダーライナーやインナーフェンダー、サスペンション構造に干渉する可能性が高まります。

特に245/40R20のような太めのタイヤを履いている場合は、ハンドル全切り時に干渉が発生することがあります。試しに仮装着してハンドルを左右に全切りし、走行テストするのが安全です。

より確実なセッティングには実測がカギ

下記の項目を測定することで、より確実なセッティングが可能です。

  • フェンダーとホイール外面の隙間(mm)
  • 現在のホイールのオフセット
  • タイヤ幅とリム幅のバランス
  • キャンバー角

実車計測やスペーサーの仮当てを行ってから装着を判断することで、干渉や不具合を防げます。

まとめ:30mmスペーサーの導入は可能性あり、ただし慎重に判断を

ヴェルファイア20前期型におけるツライチ化のためにフロントのみ30mmワイトレを使用するのは有効な手段となる可能性があります。ただし、オフセットやクリアランスをしっかり確認したうえで、安全に配慮して装着することが重要です。

見た目と安全性のバランスを意識したカスタムで、満足度の高い仕上がりを目指しましょう。

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