後輪に8インチ極太タイヤを履いた原付は登場する?カスタムと実現可能性を徹底解説

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個性的なバイクスタイルや走行安定性を求めて「極太タイヤ」への関心が高まる中、特に原付バイクに8インチの極太タイヤを装着したモデルの登場を期待する声が一部で見られます。とくに排気量80cc前後の原付二種をベースとした「極太カスタム」は、趣味性が高くコアなファンを惹きつけています。この記事では、そのようなバイクの実現可能性や現行モデル、カスタム例、注意点を詳しく解説します。

原付バイクとタイヤサイズの基本知識

原付バイク(50〜125cc)には、軽量で取り回しやすいことを重視して細めのタイヤが採用されるのが一般的です。一般的な原付の後輪サイズは10〜14インチ程度が多く、8インチというのはむしろ旧車やカスタム専用のサイズになります。

また、タイヤの太さは単に見た目だけでなく、旋回性・直進安定性・燃費・加速など様々な性能に影響を与えるため、安易なサイズ変更には注意が必要です。

純正で8インチ極太タイヤを採用したモデルの存在

現行車両で純正状態から8インチ極太タイヤを採用している原付バイクは、ほぼ存在しません。ただし、過去にはユニークな設計の車種がいくつか販売されていました。

  • ホンダ モトコンポ:8インチホイールを採用したコンパクトスクーター
  • ホンダ ジャイロX(旧型):小径で太めのタイヤを持つ3輪車両
  • カスタムビルダーによるモンキー/ダックスベースの極太仕様

とはいえ、上記の多くはカスタム前提であり、メーカー純正で「極太かつ小径タイヤ」を採用した80ccクラスの原付は存在していないのが現状です。

カスタムで実現する8インチ極太タイヤ仕様

もっとも現実的な方法は、既存の人気原付(例:ホンダ モンキー、ダックス、シャリーなど)をベースにしたカスタムです。8インチホイールに太めのタイヤ(例:130/70-8など)を組み合わせることで、独特なビジュアルと走行フィールを得られます。

実際にYouTubeやSNS上でも、ローダウン・スイングアーム延長・ワイドホイール加工などを施したカスタム事例が多数見られます。ただし、公道走行には構造変更や適切な整備が必要な場合もあるため、専門ショップとの連携が不可欠です。

極太タイヤ化によるメリット・デメリット

極太タイヤは見た目のインパクトだけでなく、接地面積が広くなることで直進安定性が増すというメリットもあります。一方で、車体に負担がかかる、旋回性能が落ちる、加速・燃費が悪化するなどのデメリットも存在します。

また、タイヤ・ホイールの選定ミスによってスイングアームと干渉するなど、安全面でも注意が必要です。構造変更申請が必要なレベルのカスタムになる場合もあるため、慎重に進めるべきです。

カスタムショップやビルダーに相談しよう

こうした特殊なカスタムを目指す場合は、経験豊富なカスタムショップへの相談が近道です。特にモンキーやダックスなどの4ミニ系カスタムを得意とするショップであれば、希望のスタイルに近づける提案をしてくれるでしょう。

一部のショップでは8インチ極太タイヤに最適化されたスイングアームやホイールキットなども販売されているため、それらを活用することで比較的安全・確実にカスタムが進められます。

まとめ:メーカー純正は少ないがカスタムで実現可能

現時点では、メーカー純正で8インチ極太タイヤを装着した80ccクラスの原付バイクは販売されていません。しかし、モンキーやダックスなどをベースにしたカスタムであれば、見た目も性能もユニークな1台を実現することが可能です。

安全面や法令順守を考慮しつつ、専門ショップとの連携で理想のスタイルを目指してみましょう。

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