夏場の車内は想像以上に高温になります。とくにスマートフォンのような精密機器は高温に弱く、短時間の放置でも影響が出ることがあります。この記事では、北海道道東という比較的涼しい地域での事例を踏まえつつ、夏の車内にスマホを1時間以上放置した際に考えられるリスクと、今すぐできる確認方法、そして今後の対策について解説します。
車内温度はどこまで上がる?北海道道東の例
北海道道東は本州より涼しいとはいえ、夏の日中には外気温が25℃〜30℃を超える日もあります。その際、密閉された車内は短時間で40℃〜60℃以上に達することもあります。晴天であれば一層危険です。
実験によると、気温が25℃でも直射日光下に置かれた車内は30分で50℃以上になることがあります。1時間半となると、機器内部はさらに高温にさらされていた可能性があります。
スマートフォンが高温にさらされたときの症状
高温下に放置されたスマートフォンに現れる主な症状は以下の通りです。
- 電源が入らない・自動シャットダウン
- 充電ができない・バッテリー過熱の警告
- 液晶の変色やタッチ不良
- 本体が膨張する(バッテリー膨張)
とくにリチウムイオンバッテリーは熱に弱く、最悪の場合、膨張・発火など重大な事故につながることもあるため注意が必要です。
放置後にやるべきチェックポイント
スマホを車内から取り出した直後は、以下の手順で確認してください。
- すぐに電源を入れない(まずは常温で1時間程度冷やす)
- 本体の異常な熱さや変形がないか確認
- バッテリー膨張の有無をチェック
- 充電器に接続し、充電反応があるか見る
異常がないようでも、今後数日間は動作不良やバッテリーの持ちなどに注意してください。
今後の対策:スマホを車に置かないための工夫
うっかり車内に置きっぱなしにしてしまわないための予防策として、以下の方法があります。
- ドリンクホルダーやサンバイザーに専用スマホケースを設置し、視認性を高める
- 車を離れる前にスマホアラーム(位置連動型)を使って忘れを防止
- どうしても車内に置く必要がある場合は、通気性の良いバッグに入れて日陰に保管
また、熱対策グッズ(断熱ポーチやサンシェード)を併用するのも効果的です。
まとめ:道東でも油断禁物、スマホの高温放置には注意
北海道道東といえど、夏場の車内は高温になる可能性があり、1時間半スマホを放置すれば機器にダメージが出るリスクがあります。すぐに異常が見られなくても、今後の使用状況に注意を払い、必要に応じて修理・交換を検討しましょう。
次回からはスマホを車内に放置しない工夫を取り入れて、大切なデバイスを守ってください。
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