トヨタ車に搭載されている純正ナビには、オービス(速度取締機)に連動した警告機能が搭載されているモデルがあります。しかし、実際にこの機能を活用するには、ナビの案内設定や特定の条件が関係してくることをご存じでしょうか?本記事では、トヨタ純正ナビでオービス警告を有効にするための設定や注意点について、実際の使用事例を交えて解説します。
トヨタ純正ナビのオービス警告機能とは
トヨタ純正ナビに搭載されている一部のモデルには、オービス地点に近づいた際に音声や画面で警告してくれる機能が用意されています。これは、安全運転の補助を目的としており、スピードの出しすぎを防ぐための重要なサポート機能のひとつです。
このオービス連動機能は、地図データにオービス情報が登録されている場合に有効となります。モデルや年度によって対応状況が異なるため、利用前にはナビ本体の取扱説明書や公式サイトで確認することが重要です。
ナビ案内設定は必要?案内設定とオービス警告の関係
トヨタ純正ナビでオービス警告を受け取るには、通常「ルート案内中」であることが条件になる場合が多いです。つまり、目的地を設定してナビゲーションを開始していないと、オービス警告が作動しない可能性があります。
一部のナビでは、案内設定をしていないフリードライブ状態でも警告を出す機能がありますが、これはモデルやソフトウェアバージョンによって異なります。
したがって、「オービス警告を確実に受け取りたい場合は、ナビ案内(目的地設定)をしておく」ことが推奨されます。
実際の使用例:案内設定ありとなしでの挙動の違い
例えば、2020年製のトヨタ純正ナビ(NSZT-Y68T)を使用したケースでは、目的地を設定してルート案内中にオービス地点に近づくと「オービスがあります」と音声案内と地図上の警告アイコンが表示されました。
しかし、目的地を設定せずに走行した際には、同じオービス地点でも警告は表示されませんでした。このことから、モデルによっては「案内中でなければ警告が出ない」仕様となっていることが確認できます。
地図更新やオプション契約の必要性
オービス警告を受け取るには、最新の地図データにオービス情報が含まれている必要があります。古い地図データでは、オービス位置が反映されていない場合があるため、定期的な地図更新が重要です。
また、一部モデルではオービス情報の提供が有料オプション扱いとなっていることもあります。ナビの仕様書や販売店での確認を忘れずに行いましょう。
音声案内・表示形式のカスタマイズ方法
ナビによっては、オービス警告の音声のオン/オフや、地図上の表示方法(アイコンや色)を設定メニューから変更できる場合があります。
例として、「設定」→「ナビ設定」→「安全運転支援」などの項目に進むことで、警告のON/OFFや通知方法を細かく調整することが可能です。設定をカスタマイズして、ストレスのない運転サポートを実現しましょう。
まとめ:確実にオービス警告を活用するために
トヨタ純正ナビのオービス連動機能を有効に活用するためには、ナビの案内設定が必要なケースが多い点に注意が必要です。確実に警告を受け取りたい場合は、走行前に目的地を設定してルート案内を開始しておくことが推奨されます。
また、ナビのモデルによって仕様が異なるため、事前に自分のナビの説明書や設定画面を確認しておくことが大切です。安全運転をサポートする機能を最大限に活用し、安心・快適なドライブを心がけましょう。
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