ACC(アダプティブクルーズコントロール)のブレーキ作動時に“カリカリ音”が聞こえるのは、不安や不快を覚えるドライバーも多いです。スズキディーラーでは「異常なし」「様子見」と言われたものの、音は徐々に大きくなっているとのこと。本記事では、その原因やチェックすべきポイント、次回点検で押さえるべき項目を現象と照らし合わせて詳しく解説します。
ACC作動時だけ音が出るメカニズム
ACC使用時、車載コンピュータが微小なブレーキ制御を断続的に行います。通常の手動ブレーキと異なり、短い・小さい・頻繁な制御になるため、ブレーキパッドやディスクの表面に微細な摩耗・汚れ・錆があると、それが“カリカリ”音として顕著に出やすくなります。
実際に他のスズキ車ユーザーも、ディスクまわりの錆びやダストの付着が原因で音がするケースを報告しています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
前回点検で「異常なし」となった理由
ディーラーがダイアグ診断や走行確認で「異常なし」と判断したのは、部品の機能が基準内にあるためです。ただし、音の発生は機能的な不具合ではなく、摩耗・錆・汚れなど物理的な要因によることが多く、診断では検知が難しいケースもあります。
音の原因と可能性の高い項目
- ディスクローターの表面錆・摩耗:短距離走行で表面が荒れると音が出ます。
- パッド裏のグリース不足または微振動:ピストンとの接触で鳴ることも。
- ダストシールドがディスクに接触:小石や錆で位置がずれることがあります :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
次回点検で依頼すべき具体的なチェック
次回ディーラー点検時に以下をお願いすると、原因究明・解決につながります。
- ディスク表面の研磨・クリーニング
- パッド・キャリパーのグリスアップ
- ダストシールドや関連部品のクリアランス調整
- ACC作動時の音再現テスト(助手席乗車など)
これらは簡易整備で対応可能で、改善が期待できます。
それでも音が消えない場合の次ステップ
・社外整備工場にてブレーキ点検・調整
・高性能パッドへの交換やローター研磨などの実施
また、他ユーザーの実例では、キャリパー固着やパッドの形状不具合による音が生じていたケースもあります :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
まとめ:原因は物理的な摩耗や微調整不足、診断されにくいが改善可能
ACCで“カリカリ音”が出る原因は、制御の繊細さゆえに摩耗・錆・微振動が顕著に表れる物理的要因であることが多く、ディーラーの「異常なし」とは矛盾しません。次回点検ではローター面研磨やキャリパー調整を依頼し、改善される可能性が高いです。
それでも収まらない場合、社外整備のセカンドオピニオンや整備レベルを上げた対応を検討するとよいでしょう。音がなくなり、心地よいドライブを取り戻せることを願っています。
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