バイク用インカムは、ツーリング中の通話や音楽再生に欠かせないアイテムですが、マイク端子には実は「アナログ接続」と「デジタル接続(Type-Cなど)」の2種類が存在します。この記事ではその違いや特徴、どちらを選べばよいのか、具体的な対応インカムも紹介します。
バイク用インカムの接続方式は2タイプ
現在市販されているインカムのマイク・スピーカー接続方式は主に以下の2タイプです。
- アナログ接続:3.5mmステレオジャック、専用プラグ、独立端子など
- デジタル接続:USB Type-C端子や独自のデジタル接続端子
アナログタイプは従来型の構造で、汎用性が高く、断線時のパーツ交換も容易です。一方、デジタルタイプはノイズ対策や音質の向上に優れるほか、防水性も高いモデルが多い傾向があります。
デジタル接続インカムの特徴と利点
デジタル接続のインカムは、USB Type-Cや独自のコネクタを使用しており、以下のような利点があります。
- ノイズが入りにくくクリアな音声
- 一体型設計で配線が少なくスマート
- 一部はファームウェアで音質改善も可能
デメリットとしては、マイクやスピーカーが汎用品と互換性がないこと、断線時の交換パーツが限定されることが挙げられます。
デジタル接続対応のインカム例
以下はType-Cやデジタル端子を採用している代表的なインカムモデルです:
- Cardo PACKTALK EDGE:磁気接点とUSB-Cを採用。マイクもデジタル接続で高音質。
- SENA 50S/50R:専用のデジタルマイク接続端子を搭載し、Mesh通信にも対応。
- FODSPORTS M1-S Pro(新型):Type-C接続タイプが登場し、USB-Cで充電と接続が可能なモデルも。
特にCardoやSENAは業界でも高品質モデルとして信頼性が高く、音質を重視するユーザーにおすすめです。
アナログ端子インカムはコスパ重視
一方、アナログ端子のインカムは比較的安価で購入でき、汎用マイクやスピーカーの選択肢も広いため、コストを抑えたい方に向いています。
具体例としては。
- Lexin B4FM:3.5mmジャック採用でパーツ交換しやすい
- Daytona DT-E1:アナログピン型マイク接続で安定動作
ただし、ケーブルの取り回しや断線リスクがやや高くなる点は注意が必要です。
選ぶ際のポイントとまとめ
インカム選びで「マイクがデジタルかアナログか」を確認するには、製品仕様や対応端子をチェックすることが重要です。
デジタル接続を選ぶべき人:クリアな通話品質を重視、防水・防塵性を求める、高性能モデルを求める方
アナログ接続を選ぶべき人:価格重視、自分でカスタムしたい、予備パーツも多く欲しい方
まとめ:バイクインカムの接続方式を理解して快適な選択を
・バイクインカムのマイク接続は「アナログ」「デジタル」両方存在
・デジタルタイプは高音質・ノイズ低減に優れるが、互換性が限定的
・CardoやSENAは代表的なデジタル接続モデル
・用途や予算に応じて最適なタイプを選ぶのがポイント
快適なツーリングコミュニケーションのために、自分に合ったインカム接続方式を見極めましょう。
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