サーキット走行を楽しむライダーにとって、トランポ(バイクを運ぶ車両)の確保は大きな課題です。頻度が月に一度程度であれば、トランポを所有するよりもレンタカーを活用する方が現実的かつコスパも優れています。この記事では、レンタカーを活用したトランポ計画と、おすすめの車種、そして用意すべきアイテムについて詳しく解説します。
なぜ月イチライダーにはレンタカーが最適なのか?
トランポを所有すると、車両代・保険・駐車場・車検・メンテナンスといった維持費が発生します。使用頻度が月1回程度なら、これらのコストは非常に割高です。
一方でレンタカーなら、使用する日にだけ料金を支払えばよく、トランポを所有するよりもトータルコストが抑えられます。予約の自由度も高く、車種も選べるため、サーキット仕様に合わせた最適な選択が可能です。
トランポにおすすめのレンタカー車種
以下はバイク輸送に適したレンタカー車種の一例です。
- ハイエース(ロング):1〜2台積載可能。サーキットでも定番の選択肢。
- キャラバン:ハイエース同様に広く、荷室の高さも魅力。
- トヨタプロボックス/サクシード(後部シート格納):小型車でもミニバイク程度なら積載可。
- 軽バン(エブリイ、ハイゼットカーゴなど):ミニサーキット派におすすめ。維持費も安価。
多くのレンタカー会社で商用バンの取り扱いがあり、「商用車専門」のレンタカー店や地域の格安業者も狙い目です。
ラダーはレンタカーに付属しない!自前で準備を
多くのレンタカー業者では、バイク用のラダーレール(積み込み用のスロープ)は付属しません。そのため、ラダーは必ず自前で用意しておきましょう。
おすすめはアルミ製で軽量かつ耐荷重300kg以上の折りたたみタイプ。地面との段差が大きいハイエースなどに対応するよう、十分な長さ(1.8m〜2.0m前後)があると安心です。
積載時の固定用アイテムも忘れずに
安全な輸送には次のような固定用グッズも不可欠です。
- タイダウンベルト(ラチェット式が安定)
- フロントホイールクランプまたはスタンド
- 毛布・クッション(車内の養生用)
これらは走行中の転倒や車体へのダメージを防ぐために非常に重要です。レンタカーは借り物なので、車内を傷つけない工夫も忘れずに行いましょう。
レンタカーを選ぶときの注意点
レンタカーを選ぶ際は、以下の点も確認しておきましょう。
- 荷室のサイズ:自分のバイクが入るか寸法を必ずチェック
- レンタル時間:積み下ろし・サーキット滞在時間を見込んで余裕を持つ
- 積載OKか確認:バイク積載を許可しているかを事前にレンタカー会社に確認
- 保険内容:万が一の破損や事故に備えて保険オプションも確認
まとめ:必要なのはトランポよりも「工夫」
月に一度のサーキット通いなら、トランポの購入よりもレンタカーの活用が圧倒的に効率的です。用途に合った車両選びと、ラダー・タイダウンなどの基本装備をしっかり揃えることで、安全・快適なサーキットライフを実現できます。
走行以外の準備も楽しみのひとつ。計画的に準備を整えて、次の走行日を最大限に楽しみましょう!
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